告小学校跡 急流沿いにあった学校

告(つげ)小学校は、熊本県葦北郡芦北町告にあった町立小学校です。

現在は、告地区生涯学習センターとして利用されています。

芦北町立告小学校

場所は、球磨川沿いです。

熊本県球磨郡球磨村の球泉洞の対岸あたりになります。

JR九州肥薩線の球泉洞駅が最寄り駅となります。

告地区は、球磨川とその支流、告(つげ)川と漆口(うるしぐち)川の谷沿いに発展した地区で、ほとんどが山林です。

佐敷川沿いに発展した大野地区へは、峠を越える必要があり、近くはありませんが、遠くでもありません。

もともと、大野小学校の分校として創立した小学校でした。

2006年(平成18年)に大野小学校と統合し閉校しています。

小学校の建物も、狭い土地を有効活用するためにオールインワン形式になっています。

上層階に体育館があるタイプです。

写真

木製の学校の表示板、字が消えかかっていました。

現在の施設名の表示です。

校内も学校当時の面影が残っています。

校庭端の創立百周年の記念碑と遊具です。

ネットを越えたボールは、球磨川まで飛んでいきます。

告小学校跡からみる球磨川です。

プールは十分な広さを確保できなかったようです。

沿革

1881年(明治14年)大野小学校の告分校として創立
1892年(明治25年)本校となり告尋常小学校と改称
1941年(昭和16年)告国民学校と改称
1947年(昭和22年)大野村立告小学校と改称
1955年(昭和30年)葦北町立告小学校と改称
1970年(昭和45年)芦北町立告小学校と改称
2006年(平成18年)芦北町立大野小学校へ統合

場所  熊本県葦北郡芦北町大字告800

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