帖佐八幡神社

帖佐八幡神社 帖佐郷と領主平山氏の守護神

帖佐八幡神社は、鹿児島県始良市にある神社です。

帖佐八幡神社

鍋倉八幡神社や新正八幡宮の名前でも紹介されることがあります。

平山氏

帖佐八幡神社 鳥居

帖佐八幡神社は、1282年に平山氏の始祖となる、善法寺法印了清(ぜんほうじほういんりょうせい)公が、山城国(現在の京都府)から下向する際に、石清水八幡宮を勧請したものです。

帖佐八幡神社 鳥居

善法寺法印了清公は、石清水八幡宮の司宮一族でした。

帖佐八幡神社 社標柱

当時深かった石清水八幡宮と鹿児島神宮の関係から、帖佐郷平山村に領家として入ることになりました。

平山城の標柱

その際、京都から873名に及ぶ一団を引き連れ下向、平山城を築き入場します。

平山城の標柱

以後、了清公は平山氏を名乗り、帖佐郷を治めることになります。

帖佐八幡神社 参道

のちに平山氏は島津氏に敗れ、指宿に移されています。

帖佐八幡神社 参道の階段

そのため、帖佐八幡神社も衰退することになりました。

帖佐八幡神社 参道

島津義弘公による再興

帖佐八幡神社 参道

晩年を帖佐郷で過ごした戦国武将、島津義弘は、帖佐八幡神社を尊崇していました。

帖佐八幡神社 御門社

義弘公の保護により、帖佐八幡神社は再び勢いを増すことになります。

帖佐八幡神社 御門社

関ケ原の戦いから生還したのを機として、祭事も再開されています。

帖佐八幡神社

浜下り神事といって、始祖である平山了清公の苦労を忘れないように行われていた行事です。

帖佐八幡神社 手水鉢

現在も、毎年11月の第2土曜日というスケジュールで続けられていてます。

帖佐八幡神社 手水鉢

大銀杏

帖佐八幡神社の大銀杏

社殿の前には大銀杏(イチョウ)がそびえます。

帖佐八幡神社の大銀杏 標柱

平山氏初代了清公が植えたものと伝わります。

帖佐八幡神社の大銀杏の洞(うろ)

樹齢は700年を超えています。

帖佐八幡神社の大銀杏

一時樹勢が衰えていたといいますが、最近は復活しています。

帖佐八幡神社

ご祭神

帖佐八幡神社 拝殿
  • 応神天皇
  • 神功皇后
  • 玉依姫命
帖佐八幡神社 社殿

鹿児島神宮が正八幡宮を称していたのに対し、帖佐八幡神社は新正八幡宮を称しました。

帖佐八幡神社 社殿

鍋倉八幡神社ともよばれるのは、創建地の地名にちなんでいます。

帖佐八幡神社 由緒の説明板

ご利益

帖佐八幡神社 ご祈願案内
  • 五穀豊穣
  • 家内安全
  • 交通安全
  • 開運厄除
  • 心願成就
  • 学業成就
  • 勝運など
帖佐八幡神社 参拝の注意事項
・塩はお持ち帰りください
・灯は火の用心のためご遠慮ください

場所 鹿児島県姶良市鍋倉778

帖佐八幡神社 桜公園から見た姶良市街と桜島

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