内山小中学校は、宮崎県小林市須木大字内山にあった、公立学校です。
宮崎県には多いのですが、古くから小中一貫校だったようです。
内山地区
内山地区は、旧須木村(すきそん)の南部の地区です。
須木村は、2006年(平成18年)に、小林市と合併しています。
これにより、須木村立内山小中学校から、小林市立内山小中学校となっています。
内山地区から、須木村役場のあった中原地区までは、車で30分かかります。
小林市役所へも、30分くらいのようです。
野尻町までは、半分の15分で着きます。
休校と編入 そして閉校へ
2010年(平成22年)内山小学校は休校となりました。
生徒は、小林市立野尻小学校へ編入されています。
同年、内山中学校も休校、生徒は小林市立野尻中学校へ編入されています。
そして、内山小中学校は、2013年(平成25年)に廃校となりました。
市町村合併前であれば、中原地区にある、須木小学校と須木中学校へ編入されたところでしょう。
旧野尻町も、小林市と合併していたため、内山小学校は、野尻の学校への編入が実現しています。
ギャラリー
多くの人が訪れていた玄関です。
校舎前には池があります。湧水を利用しているそうです。
体育館は、校舎よりも先に建てられた感じがします。
学校施設は、閉校当時のまま残されているようです。
最後まで現役で使ったものではないでしょうが、鐘もしっかり保存されています。
卒業生の作品もそのままです。
須木村文化財マップもありました。
100周年記念碑には、「恕」と刻まれています。
孔子の言葉で、「他人への思いやり」を表す言葉だそうです。
校舎からは、校庭を見下ろすかたちになります。
プールにも湧水を使っていたらしいです。夏は水がとても冷たく感じたといいます。
ガラス越しに中を少し見せてもらいました。
遊具のある場所は「内山っ子広場」とよばれていました。
広い校庭です。
校庭から見上げた校舎です。
校庭へ降りる階段です。
旧校舎
内山小中学校では、 新校舎が完成した後も、旧校舎の一部が残されています。
見た感じ、現役施設だったようです。
旧校門でしょう。奥の飼育小屋は「カブトムシ小屋」といって、カブトムシを飼育していたらしいです。
「須木村立」の表示が残る内山小学校の表札です。
こちらは内山中学校の表札です。「学」ではなく「學」の文字が歴史を感じさせます。
何に使っていたのだろうと、興味を引きます。
図書室との表示がありました。
同じ建物ですが、1階には炊事道具が置いてあるように見えました。
あと1棟、こちらもなつかしい造りです。
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