八代神社は、熊本県八代市にある神社です。

八代市のお祭りとして有名な「八代妙見祭」は、八代神社の例大祭となります。
日本三大妙見

妙見神は、北極星・北斗七星の象徴です。

- 福島県の相馬妙見
- 大阪府の能勢妙見
- 熊本県の八代妙見

八代神社は、日本三大妙見のひとつとされます。

例大祭は八代妙見祭

八代妙見祭は、八代地方で最大の祭礼行事です。

妙見祭独自の神幸行列がメインイベントです。

- 八代独自の山車(だし)である笠鉾
- 長崎くんち風の獅子
- 妙見伝説にちなむ亀蛇(きだ) 通称:がめ

神幸行列は、江戸時代の後期のままの姿を受け継いでいるといわれます。

毎年11月22日と23日が八代妙見祭となります。

八代妙見祭展示館

境内には妙見祭に出る亀蛇などの展示場があります。

遠方で妙見祭を見に行けない方も、妙見祭の雰囲気が味わえます。

がめ

亀蛇(がめ)は、背中に大山を乗せてもビクともしないという伝説があります。

どんなに重い任務であろう遂行する力量があるという意味です。

頭をなでれば幸福になります。

お尻をなでれば病気をしないと伝わります。

九州三大祭

八代妙見祭は、九州の三大祭のひとつとして上げられています。
長崎県 | 長崎諏訪神社 | 長崎くんち |
福岡県 | 福岡筥崎宮 | 放生会(ほうじょうや) |
熊本県 | 八代神社 | 八代妙見祭 |
2016年(平成28年)には、全国32の祭りとともに、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

由緒

現在は下宮が本宮となります。

795 年に横岳の頂上に上宮、1160 年に中宮、1186 年に下宮が創建されています。

1870年(明治3年)までは、妙見宮と称していました。

妙見神というのは北極星・北斗七星の象徴で、神道と仏教の両方で崇敬されてきました。

八代・下益城・八代、3郡の一之宮です。

1871年(明治4年)に、神仏分離令により、祭神を天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と国常立尊(くにのちこたちのかみ)に改め、八代神社へ改称しています。

ちなみに現在も「妙見さん」という愛称で親しまれています。

ご祭神とご利益

北極星と北斗七星を神格化した、2柱がご祭神となっています。

- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
- 国常立尊(くにのちこたちのかみ)

五穀豊穣・商売繁盛・無病息災・厄除けなどのご利益で知られます。

境内社

大宮神社

ご祭神は日本武尊(やまとたける)となります。

稲荷神社

ご祭神は保食神(うけもちのかみ)となります。

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