湯の児 (ゆのこ)島というのは、熊本県水俣市にある無人島です。
周辺は公園として整備され、観光地となっています。
湯の児海水浴場
湯の児島へ渡る海岸は、湯の児海水浴場となっています。
波が穏やかで離岸流もないため、小さな子供でも安心して遊ぶことができます。
面白いことに、海岸ではなく砂州部分の砂浜が海水浴場になっています。
遊泳期間 | 7月10日ごろ~8月31日 |
遊泳時間 | 9:00-17:00 |
シャワー室 | 9:00~16:30 |
無料駐車場は30台分で、 空きがなければ近くの有料駐車場 (500円)に駐車します。
なんと、温水シャワーは無料ですが、湯量に限りがあります。
観月橋
湯の児島へは、観月橋で渡ります。
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江口寿史さんの水俣観光ポスターにも登場する、歩行者専用つり橋です。
湯の児島へは干潮時には砂州がつながり、砂浜を歩いて渡ることもできます。
潮が満ちてくると砂浜は2つに分かれます。
海水浴シーズンを外すと、さほど混雑はしません。
ゆっくり景色を楽しむなら、むしろ海水浴シーズンを避けたほうがいいでしょう。
湯の児島公園
湯の児島は、3つの島の総称です。
沖側から一の島、二の島、三の島となります。
観月橋で渡るのは三の島で、 三の島からに二の島には、 橋が架かっていて歩いて行けます。
入口には蛭子大明神がご鎮座です。
湯の児島の中央部へ登ると、中心には湯の児神社が鎮座します。
湯の児神社の前のモニュメントは、 湯の児温泉掘削記念碑です。
最奥には展望所が設置してあります。
カメのモニュメント
湯の児温泉は、一匹の大海亀によって発見されたと伝わり、別名を亀の湯温泉といいます。
湯の児公園内には、カメのモニュメントがいっぱいです。
二の島と三の島の間にある、大きなカメは 「願掛け亀」です。
カメの前に置いてあるツボに賽銭を投げ入れると、願いが叶うといわれています。
湯の児温泉
湯の児というのは、景行天皇が熊襲討伐で訪れたさい、海岸に湧き出るぬるい湯を「まだ湯の子(児) じゃ」と いわれたのが起源です。
昔は渚に湧き出た温泉を小舟に満たし、湯浴みを楽しんでいました。
海水客シーズンには、観月橋のたもとに露天船湯が用意され、無料で利用できます。
1925年(大正14年)にボーリングに成功し、豊富な温泉がでるようになっています。
現在では、水俣の一大温泉地となっています。
湯の児公園
湯の児島公園は温泉街の一番奥にありますが、 湯の児公園は温泉街の入口にある公園です。
駐車場は、観光客とともに釣り客が利用します。
護岸の方に登ると、遊歩道が整備されています。
観月橋まで、温泉街と海の間を歩いて行くことができます。
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