吾平鵜戸神社

吾平鵜戸神社 皇祖上陵に由来する吾平町の郷社

吾平鵜戸神社は、鹿児島県鹿屋市にある神社です。

吾平鵜戸神社 社殿

鵜戸神社は、鵜芽草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の陵墓となる、吾平山上陵(あいらのやまのえのみささぎ)のある吾平町に鎮座しています。

吾平町

吾平鵜戸神社 鳥居

吾平町は「あいらちょう」と読みます。

吾平鵜戸神社 吾平町商店街
旧吾平町の商店街

しかし県中央部の姶良市や姶良郡と発音が同じ、「あいら」なので、混同しやすい地名です。

吾平鵜戸神社 Aコープ肝付あいら店と鹿屋市商工会吾平支所
Aコープ肝付あいら店と鹿屋市商工会吾平支所

元をただせば始良が本来の地名で、大隅半島の鹿屋市一帯を指していました。

吾平鵜戸神社 右手に街灯左手に旧吾平町町章を持つ 鵜芽草葺不合尊の像
右手に街灯左手に旧吾平町町章を持つ 鵜芽草葺不合尊の像

ところが、混同しやすいので、本家の方が吾平という漢字を当てたのが実情のようです。

吾平鵜戸神社 鹿屋市役所吾平総合支所(旧吾平町役場)
鹿屋市役所吾平総合支所

非公式ですが、県民は姶良と吾平を区別する場合は「ごへい」とよんでいます。

吾平鵜戸神社 狛犬

うがやくんそういえば、旧吾平町のゆるキャラは「うがやくん」でした。

経緯

吾平鵜戸神社 社標

日本書紀には吾平に、鵜芽草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)を葬ったとの記述があります。

吾平鵜戸神社 参道

鵜戸山上に陵墓があったため、尊をまっつたのが鵜戸神社のはじまりです。

吾平鵜戸神社

名称は、鵜戸山ひいては、吾平山上陵の岩窟「鵜戸窟」に由来するものです。

吾平鵜戸神社 石灯籠

713 年以前には大隅国は建国されておらず、大隅半島は日向国の一部でした。

吾平鵜戸神社 神祠

そうした意味では、祭神は完全に一致しないものの、宮崎県の鵜戸神宮の流れをくむ神社といえます。

吾平鵜戸神社 神祠

島津氏の配下となってからも、歴代領主に大事に扱われています。

吾平鵜戸神社 神祠

現在の社地へ移ったのは 1871年(明治4年)です。

吾平鵜戸神社 石塔

災害により八幡神社の社地へ仮遷座したのですが、のちに八幡神社が別の場所へ移っています。

吾平鵜戸神社 石塔

境内には古い石塔群が並びます。

吾平鵜戸神社 野町観音

「野町観音」です。

吾平鵜戸神社 正安の五輪塔

「正安の五輪塔」は、鎌倉時代の有力豪族の墓であり、大隅半島では最古のものといわれています。

吾平鵜戸神社 正安の五輪塔の説明板

ご祭神・ご利益

吾平鵜戸神社 社殿

6柱をまつります。

  1. 鵜芽草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)
  2. 玉依姫命(たまよりびめのみこと)
  3. 彦五瀬命(ひこいつせのみこと)
  4. 稲飯命(いないのみこと)
  5. 三毛入野命(みけいりののみこと)
  6. 神日本磐余彦尊(かみやまといはれびこのすめらのみこと)
吾平鵜戸神社 由緒を書いた看板

かつては「鵜戸六所権現」や「六所大権現」と称していました。

吾平鵜戸神社

主祭神の鵜芽草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)は、初代天皇の父神で農業神として知られます。

吾平鵜戸神社

ご祭神 6 柱には様々なご利益がありますが、特に延命長寿子宝安産が重複するご利益です。

吾平鵜戸神社

さらの縁結び夫婦和合が有名なご利益です。

吾平鵜戸神社 拝殿

護国殿

吾平鵜戸神社 護国殿建設記念碑

鵜戸神社の境内には、護国殿が建てられています。

吾平鵜戸神社 護国殿

吾平町出身の戦没者、455柱をまつります。

吾平鵜戸神社 護国殿

護国殿建設にともなって、招魂碑も吾平小学校北公園から移築されています。

吾平鵜戸神社 忠魂碑

場所 鹿児島県鹿屋市吾平町麓字宮ノ前3574

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