雨宮神社は、熊本県球磨郡相良村にある、雨乞いで有名な神社です。
今回はトトロの森ならぬ、雨宮の森に鎮座する、雨宮神社の記事です。
雨宮の森 =トトロの森
川辺川は、国土交通省が公表する一級河川の水質調査結果で、最近十数年連続で「最も良好」とされています。
相良村役場から、清流川辺川を上流にのぼっていくと、田園のなかに小さな山が見えてきます。
川辺川の浸食によってできた小山には、木が茂り森となっています。
「雨宮の森」という場所です。
「雨宮の森」は最近は「トトロの森」とよぶ人もいます。
アニメ「となりのトトロ」に登場した風景とそっくりなためです。
夏目友人帳にも登場
雨宮神社は夏目友人帳のファンの方にとっては有名なスポットです。
1期第2話「露神の祠」で登場する森のモデルが「雨宮の森」といわれています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
そして、参道や社殿は6期オープニングのモデルであり、作中でも何度か登場しています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
夏目友人帳のファンの方なら、おなじみの景色を見るために、おとずれた方も多いと思います。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
夏目友人帳 雨宮神社の関連リンク
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雨ごいの神様
雨宮神社は「雨宮の森」の中にあります。
創建の時期については詳しくわかっていません。
古くから「雨ごい」の神様として知られています。
ご祭神
ご祭神は、次のとおりです。
- 天之水分神 ( あめのみくまりのかみ )
- 国之水分神 ( くにのみくまりのかみ )
- 久比奢母智神( くひざもちのかみ)
- 高於加美神 ( たかおかみのかみ )
- 舟玉命(ふなたまのみこと)
天之水分神、国之水分神、久比奢母智神は、いずれも水に縁のある神さまです。
高於加美神 は水の神さま、 船玉命は航海の守護神であることからも、水に関係の深い神社であることがわかります。
雨宮神社の伝説
1472年、人吉球磨地域は大干ばつに見舞われました。
当時の藩主相良為続がみずから、何度も雨宮神社に祈願したのですが、雨は降りません。
雨ごいしても神に届かない無念さを歌に詠みます。
祈りが通じたのか、この歌に神が怒ったのか、人吉城に帰る途中には大雨になったという話が残っています。
現在でも干ばつの時には、多くの人が参拝に訪れています。
三産(しゃんしゃん)くぐり
雨宮の森には、奥の院というところに「三産(しゃんしゃん)くぐり」と呼ばれる天然巨石のトンネルがあります。
これをくぐると3つの運を授かるといわれています。
- 福徳開運 ・・・「幸せを産む」
- 子宝運 ・・・「安産」
- 金銀財産運・・・「金を産む」
相良藩第11代長寛が、男子に恵まれず、雨宮神社を参拝しました。
この「三産くぐり」をくぐったところ、男の子を授かったといいます。
日本遺産人吉球磨
1995年(昭和60年)熊本緑の百景に選出
2015年(平成27年)日本遺産人吉球磨の構成文化財となっています。
場所 球磨郡相良村川辺5886
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