八勝寺阿弥陀堂から500mほど東側に馬場稲荷神社があります。
馬場というのはここら辺の地名です。
馬場稲荷神社は、かつて八勝寺の鎮守天神の社地であったといわれています。
1697年に拝殿が建替えられているのがわかっています。
案内板から、伏見稲荷神社のご祭神だけでなく、熊野三山と天神さんも祀られていることがわかります。
駐車場
未舗装の駐車場には「わだち」があり、車の出入りが激しいことがわかります。
神社自体はそう大きなものではありません。
駐車場の端に、野菜の無人販売所があるからでしょうか?
手水には湧水が使われています。
社殿
参道の階段を上ると、狛狐が出迎えてくれます。
拝殿の裏には真赤な本殿があります。
近くの農地は防獣用のネットで囲ってあります。
この神社の拝殿と本殿をつなぐ廊もネットがかけられています。
おそらく、イノシシかシカの被害が深刻なのでしょう。
手水
参拝中に地元の人が水をくみに来られました。
「飲めるんですか?」と聞いたら、
「ちゃんと検査もしてある」と答えられました。
なるほど、天然水をくみに来る人もいるため、「わだち」ができるほど駐車場が使われているんだなと納得しました。
かつての宗教の中心地
それにしても、城泉寺から馬場稲荷神社までわずか1㎞の間に、寺社が集中しています。
3つのお寺と2つの神社。
- 城泉寺
- 熊野権現社
- 宝陀寺
- 八勝寺
- 稲荷神社
鎌倉時代から室町時代、このあたりは宗教の中心地であったことが伺えます。
場所 熊本県球磨郡湯前町馬場
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