青い川というのは、鹿児島県霧島市を流れる霧島川の人工滝のことです。
霧島川は、活発な火山活動が続く新燃岳(しんもえだけ)の山麓を流れています。
新燃橋と砂防ダム
青い川のビューポイントは、新燃橋 (しんもえばし)から見える砂防ダムです。
砂防ダムによる人口滝の滝つぼが、最も青く見えます。
鹿児島県道1号線、通称えびのスカイラインから、鹿児島県道 104 号線、高千穂河原方面への分岐へ入りすぐの場所にあります。
なぜ青い?
青色に見えるのは、水に含まれる火山由来成分のためです。
付近には硫黄のニオイが立ち込めていて、水中にも火山性物質が含まれています。
太陽光の赤色と緑色を吸収することで、青色だけが見えるためです。
さらに波長が散乱することで、 少し白みがかって見えます。
川の中の石が茶色に変色していることからも、通常の水ではないことがわかります。
いってみれば、温泉水が川として流れているようなものです。
新燃岳
新燃岳 (しんもえだけ)は、霧島連山のなかで現在、最も活発な活火山です。
2008年 (平成20年)に噴火して以来、周辺の立入規制が続いています。
霧島川は新燃岳の山麓を流れています。
周辺に噴気孔や温泉が多いことからも、霧島川に温泉水が流れていることは疑いようがありません。
ちなみに、青い川は曇った日にも青く見えます。
場所 鹿児島県霧島市霧島田口
関連記事
【関連記事】霧島の七不思議 霧島田口に伝わる科学的に説明できない怪現象