ドリームエコランドというのは、かつて鹿児島県薩摩川内市にあった環境体験施設です。
廃棄物リサイクルの学習ができる施設でした。
丸山喜之助商店
ドリームエコランドを運営していたのは、薩摩川内市のリサイクル業者、丸山喜之介商店でした。
株式会社丸山喜之助商店 環境体験型施設 ドリームエコランド 開園
業種柄、リサイクルの大切さを来場者に知ってもらうのが目的でした。
2012年(平成24年)開園し、2016年(平成28年)に閉園しています。
リサイクル業としての丸山喜之介商店は、現在も営業を継続しています。
C56 99
C56形蒸気機関車は、支線向けに開発された軽量小型機関車です。
国鉄向けに160両が製造されています。
吉松のC56-99、ほかの九州C56とほぼ同じだと思ってたらテンダーに窓ついててたまげたなぁ… pic.twitter.com/zEa8SWFMJK
— 珱涼 (@oryopla) January 29, 2021
99番機関車は、1937年(昭和12年)に製造された車両です。
1971年(昭和46年)、吉松機関区で引退しています。
ヒロポンの鉄道館 1979年霧島高原YHのC56
引退後、霧島高原ユースホステルに静態保存され、高原列車SLホテルとよばれていました。
ヒロポンの鉄道館 1979年霧島高原YHのC56
C56形は、小型軽量で長野県の高原地帯などの運用が多かったといいます。
その姿が、小型馬のポニーを連想させたことから「高原のボニー」という愛称がありました。
ナッカーテクノサービス C5699
霧島高原のSLに違和感がなかったのも、C56形だったからです。
当時は、日本で一番きれいな静態保存機といわれていました。
SL再生
食事処 御来欧音おらいおーね
ドリームエコランドのなかでも注目を浴びたのは、蒸気機関車のC56形99番車両でした。
食事処 御来欧音おらいおーね
C56 99は、1980年代にユースホステルが閉館した後、そのまま放置されることになります。
車・自動車SNSみんカラ 「保存」する。ということ。。。
丸山喜之介商店は、20年以上放置され朽ちかけていた車両を引き取り、再生させています。
何だか近くにカラフルなSL C5699があるみたいだけど、連絡したら見れるのかしら? pic.twitter.com/53NewpxGVg
— 上喜多 (@Kamikita101) May 18, 2019
丸山喜之助商店のイメージカラーである、レインボーカラーとなって生まれ変わりました。
@nukonashi このC5699( pic.twitter.com/bca3PgqT )の様な錆び付いて朽ち果てるよりは遥かにマシという状態の蒸気機関車も存在していることを思えば、たとえ静態保存でも産業遺産として学術的に意味のある形で保存されている機関車は幸せです。NRMは素晴らしい
— だあびい (@darbyz80) January 26, 2012
世界で最もカラフルなSLといわれていました。
株式会社丸山喜之助商店 ドリームエコランドへ見学がありました
熊本市電5015形
熊本市電5015形車両は、1957年(昭和37年)製です。
株式会社丸山喜之助商店 だちょうドリームエコランド
2009年(平成12年)まで現役で、熊本市内を走っていました。
株式会社丸山喜之助商店 だちょうドリームエコランド
ドリームエコランドでは、図書館として再利用されています。
ダチョウ
当初の施設名は「だちょうドリームエコランド」といい、園内にはダチョウやヤギがいました。
株式会社丸山喜之助商店 待望のダチョウの卵が産まれました!!
リサイクル車両や動物たちは、 子供たちの学習と憩いの場として利用されています。
株式会社丸山喜之助商店 ドリームエコランドに新しい仲間が誕生しました
近くの学校では、遠足でドリームエコランドを訪れていました。
現在は、ドリームエコランド跡地に入ることはできません。
丸山喜之介商店としては、トータルリサイクへ向け、この施設が生まれ変わることを示唆しています。
ふたたび、 自由にC56 99 を見ることができる日がくることを願います。
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