船間小学校・船間中学校　ロケット発射場・旧内之浦町の南部を校区とした学校│Harada Office Weblog

船間小学校と船間中学校は、かつて鹿児島県内之浦町 (現在の肝付町) にあった公立学校です。

校舎は現在も残されていて、肝付町船間地区研修会施設として使われています。

船間地区

船間地区は旧内之浦町でも南部に位置します。

現在は国道448号線が通っていて、アクセスそのものは快適です。

ただし、鹿児島市内から向かうと遠いのは遠いです。

内之浦町役場方向は太平洋の海岸線に沿っていて、根占(錦江町) 方向へは国見山地を横断します。

道路改良前には、はるか遠くに感じていたことが想像できます。

鹿児島スペースセンター (現在の内之浦宇宙空間観測所) ができる前の話です。

東大の教授が鹿屋からタクシーで内之浦に行こうとしました｡

しかし運転手に「道が悪いから行きたくない」と断られました。

仕方なく教授は、タクシーを借りて自分で運転して内之浦へ向かったというエピソードが残ります。

その代わり、近くには岸良海岸や辺塚海岸があり、手つかずの自然が残っています。

さらに県道74号線を南へ向かうと、大浦地区へ抜けます。

県道74号線は佐多岬へ向かう裏道ですが､道路は未改良です。

悪く言えば秘境感の残る地域です。

船間小学校と船間中学校は、現在も町の船間地区研修会施設として使われています。

旧内之浦町(現在の肝付町) は、鹿児島スペースセンターができてから、宇宙の玄関口として､宇宙に関係したものをウリにしています。

ロケット打ち上げの際には、大勢の人が見学につめかけています。