日之影温泉駅は、宮崎県日之影町にある高千穂鉄道高千穂線の駅でした。
高千穂線廃線後も、温泉施設として営業を続けています。
温泉がある鉄道駅
日之影温泉駅は駅名の通り、温泉施設を兼ね備えた鉄道駅でした。
もともとは日之影駅でしたが、1995年(平成7年)に温泉を備えた駅舎となったため、日之影温泉駅と改称しています。
ところが、2005年(平成7年)の台風14号により、高千穂線が被災してしまいます。
2008年(平成20年)、高千穂線は復旧を断念し廃線しています。
日之影温泉駅は、鉄道駅としての役割は終えましたが、現在もそのまま温泉施設として営業しています。
TR 鉄道資料室
施設内の一角に、高千穂線が健在だったころの資料が展示されています。
今はあまり見る人がいなくなったのか、電灯が消えていました。
施設の人に資料室を見たいというと点けてくれます。
日之影温泉駅で実際に使われていた備品や、切符などを見ることができます。
さらに高千穂線各駅の絵や、高千穂鉄道時代のポスターがありました。
さらに、現役時代の写真等も見ることができます。
TR列車の宿
TR列車の宿では、実際に高千穂線を走っていた車輛に泊まることができます。
2010年 (平成22年)に営業を始めた、鉄道がすきな方にはたまらない施設です。
客室は改造してありますが、運転席は原型のまま残すというマニア受けする仕様です。
TR-100 型車両が2両、外観はそのまま鉄道車両です。
日之影のトトロ
日の影のトトロというのは、日之影温泉駅の近くにある、トトロの苔アートです。
最近は猫バスも追加されています。
五ヶ瀬川は谷深い渓谷を流れているのがわかります。
大雨が降ると水は一斉に五ヶ瀬川に集まり大増水します。
周辺では、高千穂鉄道の遺構を確認することができます。
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