日置八幡神社は、鹿児島県日置市にある神社です。

毎年6月の第1日曜日には、「せっぺとべ」イベントで壮大に盛り上がります。
せっぺとべ

日置八幡神社のお田植祭りを、「せっぺとべ」といいます。

毎年6月の第1日曜日に開催され、豊作と農作業の安全を祈願します。

特徴的なのは、田んぼの中を若者たちが泥だらけになって飛び跳ねる、せっぺとべです。

「精一杯跳べ」を鹿児島弁でいうと「せっぺとべ」 です。

古くから続けられる、旧日吉町の一大イベントとなります。

田を足で耕し、害虫を駆除していた時代の名残といわれています。
由緒

永禄年間(1558~1570年)の創建と伝わります。

1595年、日置島津家第3代当主島津常久が、御神田として9畝 (くぜ) 余りを寄進し、 日置 52 社の総社と定めたといわれています。

ご祭神

天照大神 (あまてらすおおみかみ )

天津彦瓊瓊杵尊(あまつひこににぎのみこと)

幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)

仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)

応神天皇(おうじんてんのう)

神功皇后(じんぐうこうごう)

八幡三神 (仲哀天皇・応神天皇・神功皇后) は、 1871年 (明治4年) に川内新田神社より勧請・合祀しています。

御神木のナギ

社殿の裏には、ご神木のナギが立ちます。

温暖地に育つマキ科の植物で、雄雌異株です。

針葉樹なのに見た目は広葉樹なのが特徴です。


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