ホテル高串は、かつて鹿児島県長島町にあったホテルです。
蔵之元のフェリー乗り場から、岬にある大きな建物が良く見えます。
休館中
蔵之元港から見ると、ながめのよさそうなロケーションのホテルが見えます。
蔵之元はながらく交通の要衝で、熊本県からの玄関口です。
フェリーを利用する人なら、誰もがみたことのあるホテルです。
逆に、ホテルからのながめもすばらしいことがうかがえます。
客室は 30室で、大きな宴会場をそなえています。
2012年(平成24年)ごろから休館しており、現在も休館中です。
長島温泉
オーシャンビューの浴場からは、蔵之元港に発着するフェリーが良く見えたそうです。
浴室は、2003年(平成15年)には総ヒノキ造りに改修されています。
露店の五右衛門風呂が名物でした。
露天風呂は混浴で、男性は赤いフンドシ、女性は湯浴み(ゆあみ)を着て入っていました。
長島では、数少ない温泉付きの宿泊施設でした。
現在は長島温泉といえば、指江の温泉センターの印象が強くあります。
こちらは「椿の湯」という名称で、夕陽が美しいことで知られています。
高串キャンプ場
ホテルから先の岬は、公営事業で整備された高串崎公園です。
高串キャンプ場のあった場所です。
高串キャンプ場の管理棟は、ホテル高串になっていました。
ケビンが2棟とテントサイトを備える野営場でした。
最近は、元の森林へ戻ろうとしています。
夕陽スポット
長島の西岸は夕日スポットとして知られます。
なかでも高串崎公園は、長島の最西端に突き出た岬です。
夕日が沈む時間帯は、特に美しいスポットです。
展望所には祠があり、釣り人も出入りするため、道も手入れされています。
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