蔵之元港は、鹿児島県長島町にある、牛深港行きの三和フェリーの乗り場です。
![蔵之元港 三和フェリー乗り場](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
カーフェリーが就航するだけではなく、観光専用のグラスボートが運行しています。
長島観光グラスボート
![蔵之元港 民宿えびす屋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
フェリー乗り場のすぐとなりの建物は、民宿えびす屋です。
![長島観光 グラスボート](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
なんと、グラスボートを運行しています。
![長島観光グラスボート 船内](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
グラスボートというのは、船底がガラス張りで海底や海中を観察できる船です。
![長島観光グラスボート 蔵之元湾から見た高串公園](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
船長は、港のある蔵之元湾を内海(うちうみ)とよんでいました。
![長島観光グラスボート 蔵之元湾出口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
グラスボートは東シナ海(外海・そとうみ)へ出ます。
サンゴ
海底には、テーブルサンゴだけではなく、海藻みたいなサンゴが群生しています。
![長島観光グラスボート 船底からみる海底](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
外海に出ると特に海藻みたいなサンゴが多くなります。
![長島観光グラスボート 受付](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
船長によるとやわらかいサンゴのほうが、潮の流れに強いのだそうです。
海底のサンゴや生物を見るだけではありません。
![長島観光グラスボート 民宿えびす屋のカメ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長島の火山活動と永年の波の浸食でできた、自然の造形美を見ることができます。
悪い子にかみつく怪獣岩
2万5千年前の噴火でできた火成岩です。
![長島観光グラスボート 怪獣岩](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
波の浸食で、怪獣が口を開けたような形になっています。
![長島観光グラスボート 怪獣岩](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
口の中が赤いので、ますます怪獣みたいです。
![長島観光グラスボート 怪獣岩](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
専門家は赤色なのは、岩石に含まれる鉄分が酸化したものといってるそうです。
![長島観光グラスボート 船内](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、船長は子供がかじられた時の血の跡という一説を譲りたくないようでした。
海賊が宝物を隠した洞窟
![長島観光グラスボート 洞窟](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
リアス式海岸の崖には、波の浸食で自然にできた洞窟が空いています。
![長島観光グラスボート 洞窟](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
岩石交じりの砂がむき出しになっているのも、火山活動の跡です。
![長島観光グラスボート リアス式海岸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
崖は波の浸食だけでなく、風雨でも崩れていっています。
![長島観光グラスボート リアス式海岸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
特に台風の後は、大岩が海中に落ちてしまうこともあるそうです。
島原・天草・長島架橋構想
鹿児島・熊本・長崎の3県を橋で結ぶ構想があります。
![長島観光グラスボート 天草・長島架橋構想予定地](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長島と天草を結ぶ橋は、長島海峡が最も狭くなるこのあたりにかけられるようです。
![島原・天草・長島架橋構想](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
最近、八代港に大型クルーズ船が寄港するようになっていますので、かなり高い橋になりそうです。
グラスボートまとめ
グラスボートクルーズは、約30分くらいの時間です。
![長島観光グラスボート 牛深町の景色](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
当たり前ですが、航路は船でないと絶対に行くことのできない場所ばかりです。
![長島観光グラスボート チラシ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかも。この道30年を超す大ベテランの船長さんの解説付きで、あっという間に終わってしまいました。
フェリーとドライブだけでは絶対に味わえない、グラスボートクルーズ‼
![長島観光グラスボート ホームページ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
超おススメです。
三和フェリー
![蔵之元港 三和フェリー第二天長丸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
三和フェリーは、1966年(昭和41年)に長島~牛深間の航路を集約し就航したフェリーです。
![蔵之元港 三和フェリー第二天長丸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
蔵之元港から牛深港を、約30分で結びます。
![蔵之元港 三和フェリー第二天長丸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
国道389号線の海上区間になります。
![蔵之元港 三和フェリー第二天長丸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
つまり、航路ですけど国道扱いになります。
現在は、1993年(平成5年)に就航した「第二天長丸」一隻体制で運行しています。
第二天長丸
第二天長丸は、蔵之元港に入港する三和商船のフェリーです。
![蔵之元港 三和フェリー第二天長丸](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
前後にブリッジやプロペラとスクリューを備えた、両頭型フェリーとなります。
接岸した向きのまま、転回せずに出港します。
![蔵之元港 三和フェリー乗り場](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1日10往復20便、所要時間は30分です。
就航 | 1993年3月11日 |
総トン数 | 577トン |
全長 | 53.35m |
幅 | 12.50m |
深さ | 3.8m |
機関 | ディーゼル2基 |
機関出力 | 1,600PS |
航海速力 | 10.2ノット |
旅客定員 | 350名 |
ホームページ | 【公式】三和フェリー |
乗用車のみなら35台搭載できます。
大型バスなら8台載せても、大型乗用車を5台載せる余裕があります。
蔵之元
波の穏やかな蔵之元湾には、鎖国までは外国船が入港していました。
![蔵之元港](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
積荷を置くために、多くの蔵が建てられ地名の由来となっています。
![蔵之元港 みなとや](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
みなとやのとなりあたりに、番所が設けられていました。
![蔵之元港](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
中央から役人が番所を訪れた際には、牛深へ遊びに行っていたといいます。
![蔵之元港](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
当時から、蔵之元から牛深の間には、航路があったということでしょう。
ゴリラの造形物
長島のあちらこちらに展示されている造形物は、自然素材と廃材でできています。
![ながしま造形美術展2019 ポスター](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これこそ、2年に1度開催される、長島町の一大イベント「ながしま造形美術展」の出品作品です。
![蔵之元港 ゴリラのオブジェ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
蔵之元港にあるのは、ゴリラの像です。
![蔵之元港 マンモスのオブジェ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
以前はマンモスでした。
![蔵之元港 ゴリラのオブジェ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ながしま造形美術展が終わると、オブジェは島内のあちこちに展示されます。
![長島のあちこちにある造形物](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そのため、蔵之元港だけでなく、各所のオブジェは2年に1度入れ替わります。
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