今山八幡宮は、宮崎県延岡市にある神社です。
宮崎県北第1の大社となります。
由緒
今山八幡宮は、750年に豊前国(現在の大分県)宇佐八幡を勧請したものです。
758年には社領も増え、社勢も増しています。
そのため「今」最も栄える「山」として、今山八幡宮となっています。
以来、歴代領主に尊崇されてきました。
延岡藩となってからは、領内の守護神としてさらに保護は厚くなっています。
境内
車で行く場合、一の鳥居から入った駐車場に車を置きます。
萩町交差点から入ると坂道を登り、本殿近くの駐車場に車を置くことができます。
一の鳥居
本参道の一の鳥居は、五ヶ瀬川の方向に向かって立っています。
巨大狛犬
今山八幡宮の狛犬はとても大きく、巨大狛犬とよばれています。
徐福岩
徐福(じょふく)さまは、(現在の中国)の始皇帝の命で、日本へ渡った方士です。
方士というのは博学の占術師で、目的は不老不死の薬草を手に入れるためでした。
日本各地に徐福伝説はあるのですが、延岡にもその伝説が残っています。
その薬草があったのは蓬莱山(ほうらいやま)、つまり今山といいます。
徐福岩は、徐福さまが乗ってきた船をつないだ岩といわれています。
神門(赤門)
神橋を渡るとりっぱな神門が建ちます。
その色から赤門ともよばれています。
今山八坂稲荷神社
末社の稲荷神社です。
今山恵比須神社
恵比須神社は、今山八幡宮の末社でありながら、九州三大恵比須神社のひとつとされています。
若松恵比須神社 | 北九州市 |
十日恵比須神社 | 福岡市 |
今山恵比須神 | 延岡市 |
毎年2月10~11日の例祭「延岡十日えびす」も同じく、九州三大えびす祭りとなります。
なんと5万人もの人が集まる大祭です。
御影石一本造石段
二の鳥居からは、石段を登ります。
石段は御影石製です。
手水舎
石段を登りきると右手に授与所があります。
左手に手水舎があります。
本殿
風格漂う本殿は、拝殿よりさらに大きな神殿がひかえています。
延岡藩の総鎮守にふさわしい神殿です。
今山八幡宮の参拝作法は、「二礼四拍手一礼」です。
ご祭神
- 誉田別尊(ほんだわけのみこと)
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 息長足日売尊(おきながたらしひめのみこと)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
- 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
- 姫神(ひめかみ)
西南の役戦没者招魂碑
少し離れますが、祖霊殿のほうへ進むと今山公園が整備されています。
公園のメイン施設が、西南の役戦没者招魂碑となります。
延岡は、東京へ向かおうとする薩軍の集合場所でした。
迎え撃つ官軍との激戦が繰り広げられた、和田越えの戦いの舞台となります。
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