岩川八幡神社は、鹿児島県曽於市にある神社です。
かの弥五郎どん祭りは、岩川八幡宮の例大祭となります。
由緒
1025年、山城国(現在の京都府)の石清水八幡宮を勧請したと伝わります。
この地域の争乱に巻き込まれ、たびたび戦火に遭っていますが、肝付氏が再興しています。
現在の鎮座地は岩川城址で、1914年(大正3年)に遷座されたものです。
弥五郎どん祭り
岩川八幡神社を語るさいに、弥五郎どん祭りは避けて通れません。
弥五郎どん祭りは岩川を挙げた祭りで、 鹿児島三大祭りにも上げられる、 岩川八幡神社の例大祭です。
11月3日の浜下り (神幸行列)は、弥五郎どんを先導に、岩川の町へ繰り出します。
境内には弥五郎どん専用駐車場が用意されています。
屋根の背が高いのは、弥五郎どんの身長が485cm だからです。
ご祭神
主神5柱
- 玉依比売命(たまよりびめのみこと)
- 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 武内宿禰命(たけうちすくねのみこと)
相殿
- 天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)
- 伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)
- 保食神(うけもちのかみ)
戊辰戦役記念碑
参道の石段にある記念碑は、戊辰戦役記念碑です。
幕末に岩川領主であった伊勢氏の家臣団は、私領5番隊を結成。
1868年(明治元年) の戊辰戦争に、朝廷側として参戦、北越の関川村の戦いで大活躍しました。
遥拝所
境内の町を見下ろす場所は、遥拝所(ようはいじょ)になっています。
遥拝所が向くはるか先に、伊勢神宮と皇居があります。
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