鴨池港は、鹿児島市にある垂水行きフェリーの発着港です。
鹿児島市と大隅半島の海上交通の拠点となります。
フェリーターミナル
鴨池フェリーターミナルは、薩摩半島と大隅半島とを一直線で結ぶ海上交通の拠点です。
鴨池・垂水フェリー、通称「垂水フェリー」の鹿児島市側の港です。
車で乗らない方も多いため、長い陸橋が市街に向けて伸びています。
旅客用の待合室です。
車で乗る方は、ターミナルの2階には登りません。
鴨池港のふ頭は、1,000トン級のフェリーが係留できるように設計されています。
垂水フェリー
鹿児島県はその土地の形状から、薩摩半島から大隅半島へ陸上から行くには、大きく迂回することになります。
フェリーなら垂水港まで、海上距離約15キロメートを約35分で結びます。
そのため、大正時代から定期船が運行され続けています。
フェリー化されたのは、1974年(昭和49年)のことです。
現在は、3隻体制で1日25往復しています。
ポサド桟橋
鴨池港ができる前、鹿児島~垂水間の定期船は、鹿児島本港に発着していました。
その桟橋がポサド桟橋で、現在は南ふ頭の西側あたりで埋め立てされ陸地になっています。
住吉町のポサド通りに、その名が残ります。
1974年(昭和49年)に、鴨池フェリーターミナルが完成しました。
現在は、垂水行のフェリーは鴨池港を利用するようになっています。
当初しばらくは、車は鴨池港から人はボサド桟橋から乗っていたそうです。
旧鹿児島空港
旧鹿児島空港(鴨池空港)は、1932年(昭和7年)に建設された、水陸両用空港でした。
戦中には海軍航空基地となっています。
1953年(昭和28年)に鹿児島空港となり、商用空港として再出発しています。
鴨池空港はというのは、かつて鹿児島市にあった空港です。 現在は、鴨池ニュータウンや県の行政機関の集積地となっています。 鴨池空港は通称 鴨池球場の照明塔 (平和リース球場)[…]
しかし、航空機のジェット化や大型化で手狭となります。
また、市街地がゆえに騒音問題もあったため、1972年(昭和47年)に、現在の鹿児島空港へ移転しました。
空港跡地は再開発が行われ、鴨池ニュータウンとなっています。
その一部が、鴨池港フェリーターミナルです。
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