金松法然(かなまつほうぜん)というのは、宮崎県えびの市にある神社(のご祭神)です。

とっても焼酎が好きだったことで有名です。
そもそも金松法然とは?

金松法然とおっしゃるのは、お坊さんです。

いったいどこからやってきたのか知る人はいませんが、えびの市栗下地区に住み着きました。

霊感あらかたで、村人の苦難や危機を何度も救ったのだとか。

1777年にお亡くなりなっています。

たいへん焼酎が好きなお坊さんだったと語り継がれています。

願いが叶う神社

金松法然さまは、往生されるさいこういい残しました。

「俺が死んだら、焼酎を供えて一つの願を立てろ、かなえてやる。」

「二つ以上はかなわぬぞ、欲張りはいかん。」

いつしか、願いが叶う神社として名をはせ、県内外から多くの参拝客が訪れています。

お願いの仕方

- 焼酎をお供えすると、一つだけ願いを叶えて下さる
- そのお願い事は誰にも言ってはいけない
- お礼参りの後に新たな願いをお願いしてもいい

そのため、金松法然神社は、「焼酎法然」「一事さあ」の愛称で親しまれています。

お供えは明月

金松法然さまにお供えする焼酎は、明石酒造の「明月」が定番です。

明月は白麹仕込みの芋焼酎に米焼酎をブレンドすることで、芋の香りをやわらげた焼酎です。

芋焼酎特有の芋臭さを抑えて、ほんのりとした甘い香りで口当たりがよくなっています。
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地元ではアルコール度数20度バージョンが一般的です。


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