菅原神社の鳥居 えびの市

水流天満宮 田んぼのなかの真っ赤な鳥居と社地入口の仁王像

水流(つる) 天満宮は、宮崎県えびの市にある神社です。

菅原神社(水流天満宮) 大鳥居

SNSで見かけるのは、神社そのものよりも、田んぼの中にポツンと立つ鳥居です。

大鳥居

菅原神社(水流天満宮) 社名標

水流(つる) 天満宮は通称であり、正式には菅原神社といいます。

菅原神社(水流天満宮) 鎮守の森

社地は鎮守の森となっていて、南側に参道が伸びています。

菅原神社(水流天満宮)から見た霧島連山

社地周辺は一面が田として開かれていて、障害物がありません。

菅原神社の鳥居(えびの市)

そのため、田んぼの中の鳥居は、遠くからでも確認することができます。

菅原神社の鳥居(えびの市)

えびの市の観光素材としてパンフレットなどでも見かけます。

菅原神社の鳥居(えびの市)

田んぼの中の鳥居は、四季折々に違った風景を楽しめます。

菅原神社の鳥居(えびの市)

稲穂が垂れ、稲刈り前の風景は、「黄金の参道」とよばれています。

菅原神社の鳥居(えびの市)

ただし、鳥居周辺に駐車場はないので、農作業のジャマにならないようにしましょう。

菅原神社(水流天満宮)  鳥形かかし

仁王像

菅原神社(水流天満宮)  神橋

水流天満宮のもうひとつの特徴は、神橋の奥に立つ仁王像です。

菅原神社(水流天満宮)  仁王像

1725年に建てられたものですが、欠損もなく完全な形で現存しています。

菅原神社(水流天満宮)  阿形仁王像

廃仏毀釈の風潮が強かった薩摩藩勢力圏にあって、珍しい例です。

菅原神社(水流天満宮)  吽形仁王像

現地の説明板によると、精かんな風ぼうをしていて、郷土を守護してきたとされます。

菅原神社(水流天満宮)  なでなで仁王像の説明板

なんと、なでなで仁王様といって、触れることが許されています。

菅原神社(水流天満宮)  仁王像と鳥居

しかも、元気まで授かることができます。

菅原神社(水流天満宮)  仁王像の説明板

由緒

菅原神社(水流天満宮)  拝殿

もともとは、 1392年に祁答院に天満神を安置したもので、社家の真幸院移住とともに吉田に遷座しています。

菅原神社(水流天満宮)  手水舎

さらに、1531年に現在地に遷座したため、このときを創建とする説もあります。

菅原神社(水流天満宮)  阿形狛犬

実は1700 年に社殿が焼失しています。

菅原神社(水流天満宮)  吽形狛犬

ことのき、ご神体は川上の柳原へ飛び去り、少しも損傷がなかったと伝わります。

菅原神社(水流天満宮)  拝殿

以来、ご神体は「飛び神像」とよばれています。

菅原神社(水流天満宮)  由緒記

ご祭神

水流天満宮 本殿
  • 菅原道真公 (すがわらみちざねこう)
  • 大山津見神(おおやまつみのかみ)
水流天満宮 諸神
水流天満宮 山の神
山之神
水流天満宮 水の神
水の神
水流天満宮 田の神
田の神

場所 宮崎県えびの市水流 574

菅原神社(水流天満宮) 牛像

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