八代市東陽町 石工の里の聖地巡礼 笠松橋と鹿路集落

国道445号線沿いの夏目友人帳聖地で、人吉を出発し五木村の宮園まで登りました。

今回は一旦、頭地まで戻り五木大橋を渡ります。

県道25号線を経由して大通峠方面へ行きます。

目指すのは八代市東陽町です。

前回の記事はこちらです。

大通峠

かつては熊本藩を結ぶ交通の要所で、人吉藩の番所がおかれていた峠です。

征西将軍 (せいせいしょうぐん)、懐良親王(かねよししんのう)が戦いに敗れ、一時的に五木の里に身を隠されたことがありました。

その時にこの峠を越えられたため、御通峠と呼ばれるようになりました。

それが大通峠に転化したものといわれています。

現在は峠の部分はトンネルになっています。

旧峠は公園化されています。

快晴の日には有明海から遠くは雲仙普賢岳まで見渡せるそうです。

海に沈む夕焼けや夜景の美しさも素晴らしいといいます。

この日は曇っていてよくわかりませんでした。

征西将軍と懐良親王

南北朝時代に、九州を平定しようと征西将軍なる方を天皇が任命しておりました。

後醍醐天皇は自らの皇子、懐良親王を征西将軍に任命し、九州に送ります。

懐良親王は菊池城に征西府の拠点をおき、勢力を広げ九州における南朝の全盛期を築いています。

八代市東陽町

大通峠を越えると八代市東陽町です。

2005年(平成17年)までは東陽村といっていました。

東陽村といえば、石工集団「種山石工」で有名です。

種山石工は熊本に限らず、各地に石橋をかけています。

さすが石工の町、東陽町だけでも20以上の石橋が残っています。

写真は県道25号線沿いの、鹿路(ろくろ)橋です。

鹿路 (ろくろ)集落

鹿路というのは、鹿の通り道であったことから付けられたとあります。

この地に、轆轤(ろくろ)大工が住み着いたことと絡んでいるようです。

夏目友人帳、第3期6話「人ならぬもの」で登場した風景のモデルとされています。

写真は県道25号線から撮影しました。

県道沿いの木の成長によって、展望がきかなくなっているかもしれません。

集落には車で入らない方がいいかもしれません。

とても道幅がせまく、駐車スペースやUターンスペースはありません。

この棚田の石組みも見事なものです。

場所 熊本県八代市東陽町川俣

笠松橋

東陽町らしい石橋の聖地です。

2期のオープニングで、ニャンコ先生が走っている橋です。

県道25号線の道が少し広いので、路肩に駐車できます。

対岸側は公園になっていますが、相変わらず道が狭いです。

山間部は、車のない時代に人が通ることを前提に道づくりをしていますので、当たり前んなのですが。

場所 熊本県八代市東陽町河俣

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