栗野岳枕木階段というのは、鹿児島県湧水町にある鉄道用の枕木製階段です。
栗野岳の登山口に設置してあります。
なぜ枕木が?
栗野岳枕木階段の素材は、実際に鉄道で使われていた枕木です。
栗野駅と水俣駅を結んでいたJR九州山野線は、1988年(昭和63年)に廃線となっています。
栗野岳枕木階段は、この枕木約 7000本を使って造られました。
階段は、左が 561 段、右が 555段あります。
枕木階段としては日本一のものです。
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栗野岳
栗野岳は霧島連山では、最も早い時期に噴火しています。
霧島の山々の中では、最も西の端にある山です。
枕木階段は西を向いていて、見える景色は鹿児島県の西側です。
夕方には、 正面方向に日が沈みます。
南側には桜島が見えています。
障害物を外せば、大隅半島まで見渡すことができます。
栗野岳下展望台
枕木階段の先には、木製の展望台があります。
旧栗野町 (現在は湧水町) の中心部が正面に見えます。
その先は旧菱刈町(現在は伊佐市)です。
北側は旧吉松町 (現在は湧水町) 方向です。
栗野岳の山頂を目指す場合は、展望台の裏側に登山口があります。
まとめ
下から見ると急な階段に見えますが、登ってみると10分ちょっとで展望台でした。
上でゆっくりして降りてきましたが、 帰りは約10分で下れます。
滞在時間は約30分でした。
木製の階段なので足への負担は軽く、いい運動になります。
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