串木野ダムは、鹿児島県いちき串木野市にある洪水調節専用のロックフィルダムです。
冠岳と合わせたウォーキングトレイル
串木野ダムは、霊山、冠岳(かんむりだけ)の麓に造られたダムです。
周辺は適度に整備されています。
正確には、西岳(標高516m)、中岳(496m)、東岳(486m)の三山を総称して、冠岳というらしいです。
しかし、通常冠岳といえば、最高峰の西岳のことを指します。
中世には多くの寺社があり、霊山となっていました。
その名残は現在も残されています。
ダム周辺も、レジャー施設が整備されています。
堤体
本来、ロックフィルダムなのでしょう。
しかし、草木にいい具合に覆われていて、アースダムに見えます。
下流側も同様で、ロックフィルダムの岩のごつごつ感はありません。
堤頂部は、車で通行できるようになっています。
洪水吐の越流部です。満水になるとここから自然越流します。
洪水吐の導水部です。越流した水は、ここを通って下流に流れます。
管理所
串木野ダムの管理所は、少し変わったデザインです。
このデザインからも、見学に来てもらうことを前提としたダムというのを感じます。
基本は、管理事務所です。
屋上に上がれるようになっています。
屋上は、気合の入った防水加工が施されています。
当然、ダムを見てもらうことが前提です。
ダム湖は逆光で、よく見えませんでした。
ダム周辺
ダム湖には大きな橋が架けられています。
ふれあい橋と名付けられています。
橋の手前の芝生は、草スキー場です。
橋の手前までは行きましたが、例により高くて渡れませんでした。
ダム本体よりも、ふれあい橋のほうが高くてスリルがあります。
前面芝生貼りの広場があります。
その横には、遊具が。
アスレチックまでありました。
オートキャンプ場
ダムの下流に行ってみます。
オートキャンプ場として開放されているようです。
ざっくりですが、区割りしてあります。
サイトに車を横付けできるのは、うれしいですね。
ただ、管理棟などありませんし、人の常駐しない無料キャンプ場です。
希望の区画は先着者優先となるでしょう。
オートキャンプとして使うなら5〜6組で満員でしょう。
炊飯棟というか、水道はあります。
このキャンプ場の最大の問題点は・・・
トイレがありません。さっきの遊具のある公園まで、車で行く必要があります。
諸元
名称 | 串木野ダム |
場所 | 鹿児島県いちき串木野市上名 |
水系 | 五反田川 |
河川 | 五反田川 |
型式 | ロックフィル |
事業者 | 鹿児島県 |
施行者 | 三幸建設工業 |
ダム湖 | ー |
目的 | 洪水調節 |
最高出力 (発電) | ー |
堤高 | 31.7m |
堤頂長 | 134.0m |
堤体積 | 161千㎥ |
流域面積 | 13.0㎢ |
湛水面積 | 17ha |
総貯水容量 | 1,660千㎥ |
有効貯水容量 | 1,500千㎥ |
着手/竣工 | ?/1970 |
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