串間駅の駅というのは、かつて宮崎県串間市にあった、JR九州日南線串間駅構内の物産館です。
訪れてみると、道の駅くしまのオープンで消え、広島市電だけが残されていました。
道の駅を目指した鉄道駅
JR九州日南線串間駅の構内に併設された物産館を、串間駅の駅といっていました。
2007年(平成19年)に、これまでの駅舎を改装し、串間駅の駅としてオープンしたものです。
オープン当初は駅の駅を道の駅として申請する計画だったので、このネーミングです。
仮に道の駅として認定されれば、全国で3カ所目の道の駅兼鉄道駅でした。
福井県大野市 | 道の駅九頭竜 | JR西日本越美北線 九頭竜湖駅 |
和歌山県那智勝浦町 | 道の駅なち | JR西日本紀勢本線 那智駅 |
結局、道の駅は国道220号線の斜め向かいにオープンしたため、駅舎ごと解体されています。
現在は新駅舎を建築中です。
道の駅くしま
道の駅くしまは、国道220号線沿いにある道の駅です。
2021年 (令和3年)にプレオープンし、2022年(令和4年)にグランドオープンしました。
最近新設される道の駅は、めちゃくちゃ広い駐車場と豪華商業施設が特徴です。
これだけ広いとゴールデンウィークや盆正月も、待ち時間なく駐車できそうです。
国道220号線は、九州の南東部を移動するさい必ずといってよいほど使うメジャー国道です。
串間市を通過する際にも、道の駅くしまには寄ることが多くなるでしょう。
串間駅
串間駅はJR九州日南線の駅です。
1935年 (昭和10年) の開業当初は、旧福島町の中心駅であり、駅名も福島仲町駅でした。
1954年 (昭和24年)の串間市発足に伴い、1959年 (昭和34年) に串間駅と改称しています。
かつては1面2線に貨物線の支線があったのですが、現在は1面1線だけが残されています。
広島電鉄 750形 769号
何やら駅の端には鉄道車両が置かれています。
以前日南線を走っていた車輛かと思いきや、パンタグラフが見えます。
しかもロールサインは広電前って、明らかに広島市の路面電車です。
串間駅の路面電車は、2014年 (平成26年)まで広島市内を走っていました。
2015年 (平成27年)に、くしままちづくり協議会が広島電鉄から譲り受けた車輌です。
くしま総合案内所として活躍していたのですが、案内所も道の駅に移動しています。
役割を終え、静かにたたずみます。
場所 宮崎県串間市大字西方
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