お万が池　伝説を語り継ぐ進水式とお万のモニュメント│Harada Office Weblog

お万が池というのは、熊本県天草市にある池です。

湖畔にはお万伝説を再現したモニュメントが立てられています。

お万が池の伝説

その昔､お万が池には造船所があったといいます。

いよいよ進水式となり、大勢の男たちが船をひっぱりますが､どういうわけがビクとも動きません。

なんと、船が動かないのは、池に棲む大蛇がジャマをしているためでした。

造船所の棟梁は、大蛇に恐れをなし逃げ出ししまいました。

そこで、棟梁の恋人である、お万が指揮をとることになります。

船をひく男たちの協力もあり、船は無事進水しました｡

しかしその時、大蛇が現われてお万を水中に連れて行ってしまいました。

その後、お万は浮き上がることはなかったといいます。

お万が池は、幽霊の出没スポットといわれています。

目撃される幽霊は、湖面に浮かびモヤのような姿をしているといいます。

伝説のお万が現われているという話もありますが、性別までハッキリしていません。

大蛇伝説もあり、ミステリースポットとして語られることもあります。

お万が池は､海水と淡水が混ざり合う、いわゆる汽水湖です。

200mの水路で海につながりますが､潮位の影響を受けないのか、海水と淡水は混ざり合わないといわれています。

塩分濃度の違いから、海水と淡水は層をなします。

比重の重い海水の層の上に、比重の軽い淡水の層が広がる珍しい池です。