御池小学校 霧島火山群の日本一深いカルデラ湖近くの学校

御池(みいけ)小学校は、宮崎県都城市にある公立小学校です。

休校中

場所は、霧島連山の東麓にあたります。

御池や高千穂峰に近く、自然に恵まれた立地です。

このあたりは、旧来から人が住んでいた地域ではないようです。

終戦後に食糧増産を図るため、緊急事業としてはじめられた開拓地のひとつでした。

そのため、小学校の歴史も浅いです。

1955年(昭和30年)創立、当初は、夏尾小学校の分校でした。

独立した小学校となったのは、1963年(昭和38年)のことでした。

ピーク時には100人をこえる子供たちがいました。

しかし、児童数が減少したため、2017年(平成29年)から休校中です。

北海道の小学校へ行ったことはありませんが、御池小学校を見たイメージがなぜか北海道でした。

理由をきかれるとうまく説明きません。

周囲の雰囲気と校舎のイメージが、自分の持つ北海道のイメージとかぶったとしかいいようがありません。

国道223号線、通称「霧島バードライン」は、けっこう交通量があります。

トレーラー式の飼料運搬車が走るので、路上駐車は危険です。

御池(みいけ)

御池というのは、宮崎県都城市と、宮崎県西諸県郡高原町の境界にある火口湖のことです。

火口湖ということで、ほぼ円形です。

直径1㎞、周囲3.9㎞、水面標高は305mです。

特徴は、水深が100mもあり、カルデラ湖としては日本一深いといわれています。

御池ができたのは、約4,600年前の大噴火によるものと推測されています。

この大噴火が、霧島連山で最大の噴火であったと考えられています。

御池小学校の沿革

1955年(昭和30年)西岳村立夏尾小学校御池分校として創立
1956年(昭和31年)荘内町立夏尾小学校御池分校へ改称
1963年(昭和38年)荘内町立御池小学校として独立
1965年(昭和40年)都城市立三池小学校へ改称
1991年(平成3年)現存校舎が落成
2017年(平成29年)休校

場所 宮崎県都城市御池町5844-291

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