宮地東小学校は、かつて熊本県八代市にあった公立小学校です。
閉校後は宿泊施設として活用されていましたが、再閉校しています。
タイムマシーン
宮地東小学校は、2013年 (平成25年)に閉校しています。
2016 年 (平成28年)からは、団体専用宿泊施設としてリニューアルオープンしていました。
その名も 「宮地東小学校」。 名前もそのままなのですが、外観も学校当時のままでした。
「タイムマシーン」がコンセプトで、 小学生時代に戻ったような体験ができました。
食事はバーベキューがメインなのですが、ミルメークや揚げパンなどの給食メニューを提供しています。
しかし、宿泊施設としての宮地東小学校も、2021年(令和3年)に再閉校しています。
Be BLOOM
宿泊施設としての宮地東小学校を運営していたのは、Be BLOOM という飲食業の会社でた。
九州を元気にしようという信念のもとに、九州内に40店をこえる居酒屋を出店しています。
本来なら宮地東小学校も、宿泊施設として永く続ける構想だったでしょう。
しかし、2021年(令和3年) といえば、新型コロナウイルスの影響から、飲食業界と宿泊界は大打撃を被っていました。
断腸の思いで、閉校を決断されたことと思います。
木造校舎
懐良親王の御陵から、 熊本県道155号線を旧種山村(現在の東陽町)方向へ進みます。
距離的には5kmもありませんが、ずいぶん山間に入ったような気になります。
校舎は木造ですが、 前時代的なものではありません。
宿泊施設として使うのに、十分事足りそうです。
校内
運動場はそう広くなく、高いフェンスが張られています。
体育館は昭和時代の雰囲気がします。
プールの水は抜かれていました。
記念碑群
校門にはコンクリート製門柱が残ります。
創立百周年記念碑です。
昭和56年全国発表大会出場の碑と書いてあります。
そして、 卒業記念碑には、校歌が刻まれています。
卒業生には、 バルセロナオリンピックに出場した、本山秀昭さん (1969~2009) がいます。
日体大在学時に、全日本学生バドミントン選手権で2連覇を遂げた名選手です。
沿革
1873年(明治6年) | 種山小学校猫谷支校として創立 |
1884年 (明治11年) | 宮地小学校の付属となる |
1953年 (昭和28年) | 宮地村立宮地東小学校として独立 |
1955年 (昭和30年) | 八代市立宮地東小学校へ改称 |
2013年 (平成25年) | 閉校 |
2016年 (平成28年) | 宿泊施設 「宮地東小学校」としてオープン |
2021年 (令和3年) | 宿泊施設 「宮地東小学校」 閉校 |
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