都城島津邸というのは、宮崎県都城市にある、都城島津氏の邸宅です。
都城島津氏の膨大な資料とともに、一般公開されています。
営業案内
開館時間中は、敷地内を自由に見学できます。
本宅と島津伝承館の中を見る場合は、料金が必要です。
開館時間 | 9:00~17:00 (入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始 |
本宅 | 小学生以上 110円 |
島津伝承館 | 一般 220円 高校・大学生 160円 小中学生 110円 |
ホームページ | 都城島津邸 |
※ 展示内容により料金が変わります
島津氏の始祖
1185年、惟宗忠久(これむねただひさ)は、日本最大の荘園・島津荘の下司職 (げすしき) に任命されました。
荘園の名前をとり、島津忠久と名乗り、都城の祝吉御所に移り住んでいます。
のちに南九州一円で圧倒的な勢力となる、島津氏の始祖となる人物です。
つまり、都城は島津家発祥の地です。
祝吉御所跡(いわいよしごしょあと)というのは、 宮崎県都城市にある島津荘地頭・惟宗忠久(これむねただひさ)の住居跡です。 南九州で最大の覇権を握った、島津家発祥の地とされています。 島津家発祥の[…]
都城島津氏
南北朝時代に、北朝の足利氏から都城一帯の所領を許された島津資忠は、島津宗家より分家し、北郷(ほんごう)姓を名乗るようになります。
周囲には有力豪族がひしめいていたのですが、以後、藩政奉還まで都城を治めることになります。
江戸時代になると、再び島津性に戻ったため、都城島津氏とよばれています。
1879年(明治12年)に、都城島津氏が住居としたのが都城島津邸です。
農芸館
もともとは馬小屋だった建物ですが、 昔の農具や工具が展示されています。
剣道場
1867年に建築され炭などを保管していた建物です。
1879年(明治12年)、島津邸の建築の際、移築して剣道場としています。
石蔵
1930年 (昭和5年)に建てられた、石造米蔵です。
現在は Café MIYABI が入居しています。
宮崎産野菜を使ったランチを食べられます。
御門
1935年(昭和10年)完成した都城島津邸の正門なのですが、訪れたときは工事中でした。
島津伝承館
都城島津邸に代々伝わる古文書や絵画・武具などを展示する資料館です。
膨大な資料が展示されているにもかかわらず低料金なので、入館をおススメします。
本宅
都城島津邸のメイン建造物です。
1973年 (昭和48年)には、天皇陛下もお泊りになられています。
外蔵
1872年(明治5年)に建てられた土蔵を、1882年(明治15年)に移築したものです。
古文書や甲冑などが保管されていました。
プール
プールは本来の目的である、プールとして利用されましたが、防火水槽の役割もはたしています。
日本庭園
日本庭園は、1935年(昭和10年)に、鹿児島の庭師が造園したものです。
毘沙門天像は、廃藩後に家臣に譲られていたのですが、1912年 (明治45年)に都城島津邸宅へ移されています。
テニスコート
天然芝のテニスコートでは、昔近所の子供たちを集めて運動会をしていました。
社
都城島津氏の先祖をまつる社です。
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