2020 年(令和2年)7月の豪雨により、人吉市とその周辺は、かつてない大災害となりました。
この記事では、夏目友人帳聖地の被災状況をまとめています。
祓川橋
祓川橋（はらいごうばし）は流失です。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
市房山キャンプ場から市房山登山口にわたる橋を失い、市房山への登山もできなくなっています。
雨宮神社
雨宮神社自体の浸水はないのですが、雨宮の森周辺は川になっていました。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
周辺道路はすでに復旧しています。
淡島神社
淡島神社自体は被災していないと思われますが、アクセスする県道が崩落しています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
仮復旧が進んでいますが、完全復旧にはしばらく時間が必要です。
人吉駅
人吉駅はホームの高さまで水没です。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
肥薩線の八代~人吉間は壊滅的な打撃を受けています。
くま川鉄道も球磨川第四橋梁が流失したほか、車両も浸水しています。
当面、列車の発着はできない状況です。
鍛冶屋町
鍛冶屋町も浸水しています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
もとの町並みに戻ることを祈ります。
球磨川第三橋梁
流失はまぬがれましたが、越水し流木が乗っていました。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
せめて、人吉~吉松間は早めに復旧してほしいと願います。
大畑駅
大畑駅も被災はまぬがれたと思います。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
ただし、現在は列車が来ない駅となっています。
西瀬橋
西瀬橋も流失です。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
通学路でもあるし、通行量が多かったので、流失した橋の中では、復旧の優先順位は高いはずです。
それでも、復活には数年かかる可能性があります。
昆沙門堂
毘沙門堂のある大柿地区も被害が大きかった地区です。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
お堂の屋根あたりまで浸水したという情報もあります。
天狗橋
流失との情報もありましたが、天狗橋本体は残っています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
ただし、堤防が流されてしまい風景は一変しています。
那良口橋
県道 15 号人吉水俣線も、被害が大きかった路線です。
まず国道 219号線から入る、相良橋が流失しています。
一勝地方面から那良口へ向かうことになります。
©緑川ゆき・白泉社／夏目友人帳プロジェクト
被災後の風景は、うつせみに結ぶの作中の風景とは、違っていました。
瀬戸石駅
瀬戸石駅は、過去に駅舎が流失した経験があります。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
駅舎は再建せず、浸水しなかったホーム上の待合室を残しました。
しかし、今回はホーム上まで水がきています。
残念なことに瀬戸石駅は、ほぼ流失しています。
球磨川第一橋梁
明治時代にかけられた、肥薩線の橋梁も流失してしまいました。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
坂本駅
うつせみに結ぶの終盤のシーンで登場した坂本駅も水没です。
©緑川ゆき・白泉社／夏目友人帳プロジェクト
坂本町の中心地区は未曽有の大災害となってしまいました。
まとめ
夏目友人帳の聖地のうち、特に被害が大きかったスポットをまとめてみました。
ここにあげていないスポット は、浸水被害はなかったと思います。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
ただ、球磨村内はしばらくは仮復旧道路で、通行には許可証が必要です。
その他の被災地でも、地元のお住まいの方と緊急車両・工事車両優先となっています。
©緑川ゆき・白泉社／夏目友人帳プロジェクト
現地確認へ行く方がいらっしゃいましたら、ご配慮をお願いいたします。
時間はかかるかもしれませんが、元の姿に戻ることを心から願います。
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