小戸(おど)神社は、宮崎市鶴島にある神社です。
古来から宮崎市街と大淀川の河口を見守ってきた神社になります。
参道
小戸神社は、宮崎市街地からほど近い場所にあります。
大鳥居と広い社地から、社勢が感じられます。
表参道のほかに、2つの参道があります。
車祓のときは、北側参道から入ります。
南側の参道、それぞれに鳥居があります。
南参道を出ると、大淀川が流れています。
境内
宮崎市で春季キャンプをしている、オリックスバファローズの選手が優勝祈願している神社です。
神門をくぐると、正面に招霊木がそびえています。
石灯籠は、1693年(元禄6年)に寄進されたものです。
最奥にある社殿です。
由緒
小戸神社の創建は、日本の第12代天皇・景行天皇(けいこうてんのう)の命令であったと伝わります。
社号は、祓詞(はらえことば)にでてくる小戸という地名にちなんでいます。
つまり、主祭神である伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が、禊をした日向の橘の小戸の阿波岐原で創建しています。
小戸は、伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が、多くの神を産んだ場所でもあります。
争乱や災害で数度の遷座をしていますが、かつては大淀川の河口の三角州全体を小戸と称していました。
現在も、大淀川沿いに鎮座しています。
ご祭神
主祭神 | 伊弉諾大神(いざなぎおおかみ) |
合祀祭神 | 天照皇大神(あまてらすおおかみ) |
大己貴大神(おおなむちおおかみ) | |
素盞鳴大神(すさのおおおかみ) | |
奇稲田姫大神(くしなだひめおおかみ) |
かつての社地が海沿いにあったため、航海の安全を守る神さまとして信仰されています。
主祭神は、国産み神産みの神さまとして、縁結び・子宝安産・子孫繁栄のご利益があるとされます。
艦娘大淀
旧日本海軍の軽巡洋艦「大淀」は、宮崎市を流れる大淀川にちなんで名づけられています。
軽巡洋艦大淀は艦隊旗艦として特化設計され、帝国海軍最後の連合艦隊旗艦として知られます。
大淀の艦内神社は、小戸神社の分神であったといわれています。
そのため、艦これ聖地として訪れる方もいます。
注)大淀の艦内神社は大淀神社といい勧請元を示す根拠資料はないのですが、小戸神社が大淀川と関係が深いため聖地とされています。
場所 宮崎県宮崎市鶴島3-93
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