大道港フェリーのりば

大道港フェリーのりば かつて不知火海横断航路があった龍ヶ岳の海の玄関口

大道 (おおどう)港というのは、熊本県上天草市にある港です。

大道港フェリーのりば

現在も御所浦行きのカーフェリーが発着しています。

大道港

大道港

大道港は、龍ヶ岳の海の玄関口です。

大道港~御所浦 しいがる3

現在も御所浦島との定期便が発着していて、 カーフェリーも就航しています。

大道港に停泊するしいがる3

かつては、芦北町の佐敷港との定期航路があり、年間3万人を超える利用者がありました。

大道港 御所浦行きカーフェリー待機駐車場

佐敷港との航路は、熊本県南部と龍ヶ岳のみならず天草を最短コースで結んでいました。

海にうかぶ博物館あまくさ 看板

不知火海横断フェリー

不知火海 航路図

大道港~佐敷港航路は不知火海横断フェリーといい、まさに不知火海 (八代海) の真ん中を横切ります。

大道港フェリーのりば

以前は、通勤通学をはじめ通院などで生活に欠かせない航路で、多くの観光客も利用していました。

大道港フェリーのりば 待合所

片道45分を1隻体制で、1日5往復していました。

大道港フェリーのりば 待合所

その名残は、大道港フェリー乗り場の建物にあります。

佐敷港フェリーのりば

デザインは、佐敷港のフェリー乗り場と全く同じです。

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佐敷港フェリーのりば
不知火海網田フェリー時刻表

壁には不知火海横断フェリーの時刻表が残されています。

ようこそ龍ヶ岳町へ 龍ヶ岳観光(株)の看板

なくなった航路

大道港 フェリー用可動橋

1975年 (昭和50年)に天草五橋が無料化されるとともに、 九州自動車道が延伸。

大道港 フェリー用可動橋

一般道路も改良が進み、陸路で移動が飛躍的に改善されていきます。

大道港 使われなくなったフェリー用可動橋

フェリー利用客が減少に転じたところへ、燃料価格高騰が重なり採算が悪化しています。

大道港フェリーのりば 背面

2005年 (平成17年)ついに、不知火海横断フェリーは運休し、現在まで再開されていません。

屋根に穴の開いた大道港フェリーのりば

龍ヶ岳町

大道港から見た龍ヶ岳町

龍ヶ岳町は2004年 (平成16年) に、上天草市になっています。

大道港から見た龍ヶ岳

龍神が宿る山といわれる、龍ヶ岳 ( 469.3m) が、町名の由来です。

大道港から見た佐敷港方向

天草上島の南東部に位置し、不知火海の対岸には九州本土が見えます。

大道港へ向かう漁船

今となっては、車で対岸の芦北へ行くには、北へう回して五橋を渡るか、南へう回して牛深~蔵之元間のフェリーを使うことになります。

大道港 浮き桟橋

場所 熊本県上天草市龍ヶ岳町大道 3903-17

大道港 浮き桟橋

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