宮原両神社

小国両神社 開拓した神々をまつる小国郷の守護神

小国両神社は、熊本県小国町にある神社です。

小国両神社

またの名を宮原両神社(みやのはるりょうじんじゃ)といい、小国郷の総鎮守として知られます。

由緒

小国両神社 楼門

小国両神社は、りっぱな楼門が出迎える、荘厳な神社です。

小国両神社 一の鳥居

高橋大神と火宮大神の兄弟神を主祭神とします。

小国両神社 社標柱

両神は阿蘇を開拓した、健磐龍命(たけいわたつのみこと)から、小国郷開拓の命を受けています。

小国両神社 参道

小国郷を開拓した功績を称え、同地にまつられたのがはじまりと伝わります。

小国両神社 手水舎

2柱をまつるため、両神社というネーミングになっています。

小国両神社 社殿正面の鳥居

阿蘇神社にまつられる、健磐龍命(たけいわたつのみこと)は、両神の祖父神となります。

小国両神社 楼門

国造神社にまつられる、速瓶王命(はやのみたまのみこと)と雨宮援命(あまみやひめのみこと)が父母神です。

小国両神社パワースポット 絹貫の隠れ岩の看板

のちの争乱で社殿や古文書が焼失していて、創建年代などはわからなくなっています。

小国両神社パワースポット 絹貫の隠れ岩

ご祭神

小国両神社 拝殿

主祭神:高橋大神・火宮大神

配祀神:雨宮媛命・御妃神2座・御親族の神16座

小国両神社 本殿

秋季例大祭

小国両神社 本殿

小国両神社の大祭は、毎年10月中旬に行われます。

小国両神社 神殿

10月16日から18日にかけては神行行列を見ることができます。

小国両神社 横から見た拝殿

以前の例祭は1か月にわたって開かれていて、四方から行商人が集まっていました。

小国両神社 絵馬

宮原の町は、この行商人がそのまま住み着いたためできた町といわれています。

小国両神社 境内

祇園祭り

宮原祇園神社

境内社の祇園社では、7月23から25日にかけて夏祭りが行われます。

宮原祇園神社

宮原祇園獅子舞という、悪病退治や魔除け祈願の舞が奉納されます。

小国両神社 宮原祇園神社前のおぎおん様の説明板

江戸時代のはじめに、小国郷で疫病が広がったときにはじまった神事です。

宮原祇園神社 由緒版

小国町の無形民俗文化財に指定されています。

銭洗い御神水
銭洗い御神水

開運招福

宮原両神社 阿形狛犬

小国両神社では、江戸時代の終わりごろ宝くじを売っていました。

宮原両神社 吽形狛犬

小国郷の中心地・宮原町では、熱心に両神社を信仰する商人が、夢のお告げで富くじを買い、一番くじを引き当てたといいます。

宮原両神社 三神杉の説明碑

以来、人々は高橋大神と火宮大神を、千両万両の神さまとよんでいました。

宮原両神社 三神杉

現在も、開運招福のご利益があるとされています。

宮原両神社 楼門

場所 熊本県阿蘇郡小国町宮原1670

宮原両神社前を流れる杖立川

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