おしどり橋というのは、鹿児島県さつま町にある河川橋です。

宮之城市街から北薩広域公園へ向かうときに通ります。
おしどりとは?

おしどり橋は野鳥の観察ポイントで、 冬になるとおしどりを見ることができます。

さつま町の町鳥がおしどりであるため、そのまま橋の名前になったものでしょう。

おしどりは夏になると中部以北に移動し繁殖します。

冬になると西日本の暖かい地域に移動し越冬しています。

おしどり夫婦

仲が良い夫婦をおしどり夫婦といっています。

しかし、実際のおしどりは、毎年冬になるとパートナーを変えることが確認されています。

卵を温めるのはオスのみで、ヒナを育てるのも夫婦で協力することはありません。

実は、 特に雄雌が仲良いわけではないことがわかっています。

ただ巣をつくり、卵を産むまでは、 他のオスが寄り付かないようにメスのそばにオスが付き添います。

ふだん水辺など見えるところにいて、 オスとメスの区別がつきやすい特徴があります。

昔の人は、巣作りから産卵までの間を見て、雄雌の仲が良いと考えたようです。

心霊スポット

おしどり橋は水面まで最大で36mとかなり高さがあります。

そのため、自殺スポットとなっているといいます。

過去には飛び降りだけでなく、 焼身自殺もあったとうわさされます。

そのためか、 自殺した人の霊が出る心霊スポットといわれています。

ある時、車で通りかかった人が橋の欄干から飛び降りる人をみかけたため通報したことがありました。

大捜索にもかかわらず遺体が見つからなかったのか、 報道されることもなかったといいます。

スペック

全長 | 162m |
全幅 | 8.25m |
最大高 | 36m |
竣工 | 1988年(昭和63年) |

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