恐ヶ淵(おそろしがふち)というのは、もう名前からしてかなり恐ろしそうなスポットです。
![恐ヶ淵](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
熊本県南阿蘇村を水源とする、大谷川にある淵になります。
やすらぎの里久木野村
![恐ヶ淵 入口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山奥といえば山奥なのですが、阿蘇の南外輪山山麓にはリゾート感あふれる街が広がっています。
![恐ヶ淵 やすらぎの里久木野村 看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
旧久木野村時代にやすらぎの里といって、観光施設や住宅、別荘用に整備したものです。
![恐ヶ淵 看板群](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
グリーンロード南阿蘇から外れ、阿蘇カルデラの南外輪山をすこし登ると、看板が見えてきます。
![恐ヶ淵 熊本県平成の名水百選 認定証](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
看板から川沿いを上流に進むと恐ヶ淵です。
![恐ヶ淵近くの草原](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
道中はリゾート感があふれ、名前から想像していたほど、恐ろしい場所ではありませんでした。
![恐ヶ淵 進入口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
恐ヶ淵伝説
![恐ヶ淵へ渡る橋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
その男は、この淵の主であるクモの恐ろしさを知りませんでした。
![恐ヶ淵へ渡る橋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
男が淵で釣りをはじめたところ、対岸からクモが泳いできました。
![恐ヶ淵へ行く階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そして、男がはいていた角結びのぞうりに糸をかけ始めました。
![恐ヶ淵(おそろしがふち)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
糸はみるみるうちに小指ほどの太さになります。
![恐ヶ淵(おそろしがふち)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
やがて男は、水中に引き込まれそうになりました。
![角結びのぞうり](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
それ以来、 この淵へ角結びのぞうりをはいて行ってはいけないと伝えられるようになっています。
![恐ヶ淵(おそろしがふち) 滝つぼ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そして、この地を恐ヶ淵とよぶようになりました。
![恐ヶ淵伝説の看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
本当に恐ろしいか?
![恐ヶ淵(おそろしがふち)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
恐ヶ淵は、5mくらいのガケから流れ落ちる滝の、滝つぼとしてできた淵です。
![恐ヶ淵(おそろしがふち)の滝](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
水量はさほど多くありませんが、永年の浸食で周辺の岩は深くえぐられています。
![恐ヶ淵(おそろしがふち)の滝つぼ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
周辺に生えた木で光は届かず、淵はとても深そうに見ました。
![恐ヶ淵(おそろしがふち)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
つりをしようにも、淵に近づくためには、ずぶ濡れになる覚悟が必要です。
![恐ヶ淵(おそろしがふち) 滝](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
現在は、ぞうりをはく人はいなくなりましたが、スニーカーなどのひも靴を履く人は多いです。
![恐ヶ淵(おそろしがふち) 浸食された岩](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
靴ひもに糸を掛けて淵に引きずり込もうとする婆クモが、岩陰に潜んでいるはずです。
![恐ヶ淵(おそろしがふち) 大谷川](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
場所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
![恐ヶ淵(おそろしがふち) 大谷川](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
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