佐賀空港は、佐賀市にある空港です。
公称は、九州佐賀国際空港です。
九州佐賀国際空港
1998年(平成10年)に開港した県営空港で、佐賀市南部の有明海に面した干拓地に位置します。
愛称は、有明佐賀空港だったのですが、2016年(平成28年)から、九州佐賀国際空港へ変更しています。
というか、現在は愛称ではなく公称で、佐賀国際空港などと表記されます。
しかし、2020年(令和2年)、新型コロナウイルスの影響で、国際線の定期便はなくなっていました。
2023年(令和5年)に、タイガーエア台湾の台北便が再開しています。
実は佐賀空港は、福岡市、熊本市、長崎市まで、約1時間ほどでアクセスできます。
さらに、騒音問題もなく、夜間離発着が可能です。
空港名は、九州国際空港の座を狙ったものでしょう。
すこし寂しいエプロン
現在の国内線の定期便は、ANAの羽田行きが1日5往復しています。
あと、深夜に貨物便が、羽田と佐賀の間を1往復、週5便運行しています。
さらに開港以来、福岡空港の混雑を避けたチャーター便が発着します。
以前は、駐機場に飛行機がないのが寂しいという声があったことから、YS-11の退役機が置いてありました。
2009年(平成21年)には、となりの空港公園に移されています。
YS-11A-500R
YS-11は戦後初の、国産双発ターボプロップエンジン方式の中型旅客機です。
1962年(昭和37年)から1973年(昭和48年)までに、182機が製造されています。
空港公園のYS-11は、ちょうど100号機目に生産された機体です。
1998年(平成10年)、対馬~福岡の飛行を最後に退役し、同年に佐賀空港へ飛行してきたものです。
干拓地の空港
南部には干潟が広がり、北部には干拓によってできた農地が広がっています。
そのため周囲は鳥類の住処になっいいて、バードストライクが多発することで知られます。
爆音機や滑走路のパトロール、また、散弾銃での威嚇射撃などで対策しています。
空港のとなりで工事しているのは、陸上自衛隊の駐屯地です。
できあがったら、輸送ヘリコプターが配備される予定です。
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