瀬戸石駅といえば、グーグルのサジェスト機能でも夏目友人帳と表示されます。
夏目友人帳ファンの方の間では、聖地として有名な場所です。
水害に悩まされた瀬戸石駅
瀬戸石駅はJR九州肥薩線の駅です。
球磨川沿いにあります。
かつては急行列車も停車する有人駅でした。
1910年(明治43年)開駅、木造駅舎が造られました。
1965年(昭和40年)には、球磨川が増水して駅舎が流されています。
1966年(昭和41年)鉄筋造の駅舎を新築します。
1982年(昭和57年)今度は集中豪雨による、停車中の列車が土砂に埋まります。
その1週間後の集中豪雨では、またも球磨川の増水により駅舎は倒壊しました。
今度は、プレハブ造りの仮駅舎をホーム上につくりました。
駅舎跡は駐車場となりました。
1986年(昭和61年)駅は無人化されました。
1987年(昭和62年)仮駅舎は撤去されています。
夏目友人帳の象徴的な聖地
なんだか、駅自体は悲しい歴史があります。
しかし、数年前からひそかに脚光を浴びています。
ホーム上に待合室の建物があります。
実はこれは、開業当時から使用されているものです。
ホーム上にあったため水難を逃れてきたのだと思います。
そして、この建物が夏目友人帳の聖地としての象徴的な建物なのです。
駅周辺の風景やその歴史が、夏目友人帳の世界観にもピッタリハマっています。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
瀬戸石駅は、夏目友人帳の第1期5話「心色の切符」で、あやかし「さんと」が登場した駅そのままです。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
ちなみに、 「心色の切符」 はアニメ版のみのお話で、単行本では登場しません。
©緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
国道から駅までは離合できないような道路が結構続きます。安全運転でお越しください。
再び水害で被災
過去に何度も水害に悩まされた瀬戸石駅なのですが・・・・
2020年(令和2年)7月豪雨で被災してしまいました。
言葉に表せないほど残念です。
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