霧島の七不思議というのは、霧島神宮の周辺で起きる、不思議な現象です。
古くから旧霧島町に伝承されていて、現在も科学的に説明できない怪現象ばかりです。
文字岩
文字岩というのは、割れてできたわずか10cmの隙間に、文字が彫られた大きな岩です。
どうみても人間の技では彫ることができない、せまい隙間で、覗くときは懐中電灯が必要です。
山中の崖にある大きな岩なので、人の手で動かすのはムリです。
重機もない時代に、どうやって彫ったのか不思議です。
文字岩というのは、鹿児島県霧島市にある不思議な岩です。 霧島の七不思議のひとつとして、数えられています。 霧島の七不思議 霧島神宮周辺で起きる(た)、7つの不思議な現象を、[…]
両度川
両度川は、毎年6月ごろになると水が流れ出し、8~9月ごろに涸れてしまいます。
水が流れはじめ、 10日程度水が流れたと思うと、全く乾いてしまいます。
数日たつとまた流れ出す、不思議な川です。
毎年、2度流れるので両度川と名付けられたといいます。
御手洗川
御手洗(みたらし)川は、11月から4月まではほとんど涸れています。
毎年5月になると、スゴイ勢いで水がわき出します。
御手洗川は、霧島川との合流点が高い滝になっているので、魚は登れないはずですが、なぜか魚がいます。
水がわき出すときに、魚もいっしょにわき出すと考えられています。
天孫降臨のさい、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が高天原(たかまがはら)からもってきた、真名井の水を含んでいると信じられています。
風穴
風穴は、岩穴からいつも風が吹きだしているので、風穴と名付けられています。
現在は風穴からは、風は吹きだしていません。
ところが霧島の山中では、現在も風が吹きだす岩があちこちで見られるといいます。
岩の穴はいったいどこへつながっているのか?不思議な穴です。
亀石
亀石というのは、カメにそっくりな石のことです。
亀石のある坂は、霧島神宮の旧参道なのですが、現在は亀石坂といっています。
自然に形づくられたにしては、 不自然にカメに似ている不思議な石です。
蒔かずの種
蒔かずの種というのは、霧島神宮の山中で自然に生える稲のことです。
天孫降臨のさい、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、高天原(たかまがはら)から持ってきた種子が残っていて、山中で自然に育つものと伝わります。
稲は本来日本には自生していない熱帯性植物にもかかわらず、山中に陸稲(おかぼ)の種があるのは不思議です。
夜中の神楽
夜中の神楽とは、霧島神宮を現在地に遷座したとき、 深夜に社殿の奥から神楽が鳴り響いたという伝説です。
その時は、神官や僧侶ほか居合わせた一般の人も、夜中の神楽を聞いたといわれています。
現在も時々、深夜に神楽の音が聞こえるときがあるといわれています。
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