紫尾(しび)神社は、鹿児島県出水市高尾野町にある神社です。

紫尾山の北西山麓に鎮座する、国史見在社(こくしけんざいしゃ)となります。
さつま町の紫尾神社と同体

紫尾山をご神体とする山岳信仰が発祥で、紫尾山の対麓にあるさつま町の紫尾神社と同名になります。

高尾野町の紫尾神社も、さつま町の紫尾神社と同様に、六国史にその名をとどめる国史見在社(こくしけんざいしゃ)です。

もとはといえば、山頂の上宮に対し、高尾野とさつま町紫尾の2ヶ所は下宮とよばれていました。

高尾野郷の守護神

紫尾神社は、古くから高尾野の守り神とされてきました。

藩政時代は高尾野郷、そして町村制施行後は高尾野村となります。

町制施行は1932年(昭和7年)でした。

2006年(平成18年)に出水市と合併しています。

ご祭神

神代三代の神さまをまつります。
- 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
- 彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
- 鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
境内

とにかくご神木が大きく、古くからこの地に鎮座していたのがわかります。

イチョウのご神木のほうにも、鳥居があります。

西側からみた構図になります。

拝殿は、さつま町紫尾の紫尾神社と違って朱に彩色されています。

社殿西側の石灯籠群です。

社殿のまわりを一周してみます。

青色も配色された本殿です。

東側からも拝殿をながめてみます。

社殿もすばらしいのですが、ご神木が見事です。

ご神木からは、紫尾神社の何百年もの歴史を感じました。
境内社

紫尾石體(しゃくたい)神社
ご祭神は、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)です。

豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)をお産みになるとき、お産が軽かったと伝えられます。

このことから安産の神さまとされます。

なにより、ご祭神の2柱は夫婦神です。
紫尾天満宮
天満宮のご祭神は、菅原道真公です。

学問と政治の神さまです。
高尾野護国神社

高尾野護国神社が、紫尾神社境内に鎮座します。

西南戦争以来の、郷土出身の英霊をまつります。

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