解体間近?南九州の今見ておくべき閉校校舎5選
どんな建物でも、耐用年数があります。利用目的を失い、維持管理する予算がつかなくなった校舎は、解体される運命にあります。南九州に現存するものの、いつ解体されてもおかしくない校舎を厳選してみました。
どんな建物でも、耐用年数があります。利用目的を失い、維持管理する予算がつかなくなった校舎は、解体される運命にあります。南九州に現存するものの、いつ解体されてもおかしくない校舎を厳選してみました。
大川分校は、かつて熊本県水俣市大川にあった、久木野小学校の分校です。大川集落は、廃止となったJR九州山野線のループ線があることで知られています。大川分校があったのは、ループ線のすぐ下になります。現在も大川集落の公民館として維持管理されています。
女島小学校は、かつて熊本県葦北郡芦北町にあった町立小学校です。NHKの大河ドラマ「いだてん」のロケが、女島小学校で行われたというネット記事をみかけて、どうしても行きたくなりました。個人的な好みとピッタリの木造校舎を見た瞬間、私のお気に入りに登録しました。
尾崎小学校は、かつて熊本県球磨郡山江村山田にあった、村立小学校です。尾崎小学校は、県道262号相良人吉線を、山田川沿いにさかのぼります。山田地区の北部に、尾崎集落はあります。閉校後半世紀近くになろうとしていますが、建物は維持管理され残されています。
四家(しか)中学校は、かつて宮崎県都城市高城町にあった、公立中学校です。四家地区は好立地の農村と思いますが、中学校は2009年に閉校となっています。個人的に、木造の体育館?がお気に入りです。閉校となる前月にSonar Pocketさんがライブをしたのは、訪問後知りました。
大河内(おうこうち)小学校は、かつて熊本県球磨郡山江村にあった、村立小学校です。廃校となったのは、1988年(昭和63年)ですが、現在も木造校舎が残されていました。大河内集落の公民館として使用され、維持管理され続けているためです。
柳原分校は、かつて熊本県球磨郡水上村江代にあった、古屋敷小学校の分校です。球磨川水源に行く途中、柳原分校あたりの集落が、最も水源に近い集落となります。以前は、さらに奥にも集落があったのですが、みんな山をおりてしまいました。柳原あたりの集落が、最後まで残ったのは、製材工場があったからです。
宮之城(みやのじょう)駅は、かつて鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城にあった、日本国有鉄道の駅です。宮之城線のネーミングの元となった、宮之城町の中心駅でした。宮崎県の都城(みやこのじょう)駅と名称が似ていたため、混同する人もいたそうです。
上小学校皆越分校は、かつて熊本県球磨郡あさぎり町にあった、町立小学校です。皆越地区は、現在はあさぎり町の一部となっていますが、明治時代までは「皆越村」というひとつの村でした。皆越分校も永い期間、本校であり多くの生徒が通っていました
薩摩大口駅は、かつて鹿児島県伊佐市大口にあった、JR九州の駅です。山野線と宮之城線が乗り入れていて、2路線の乗換駅でした。両線の廃止により薩摩大口駅も廃駅となりました。駅跡にある公園や資料館に鉄道遺構が展示されています。
赤崎小学校は、かつて熊本県葦北郡津奈木町にあった、公立小学校です。校舎は、海にコンクリートの支柱を建てて、その上に建てられています。その光景が、まるで海に浮かんでいるかのように見えます。全室オーシャンビューの教育環境は、復活を望む学校ベスト1です。
鹿目(かなめ)分校は、かつて熊本県人吉市鹿目町にあった、人吉市立西瀬小学校の分校です。人吉市の鹿目といえば、そこそこの知名度があります。日本の滝100選「鹿目の滝」があるためです。鹿目町は、鹿目の滝の本流となる鹿目川の上流に開けた町です。