田之浦中学校は、かつて鹿児島県志布志市にあった公立中学校です。
2014年 (平成26年) 旧志布志町の中学校は1校に統合されたため閉校しています。
活用される学校跡
田之浦中学校跡を訪れると、運動場にはバイクが並んでいます。
さらに車もたくさんとめてあるので、何かのイベント中のようです。
体育館の中では、高校生のバレーボールの試合が行われていました。
運動場も整備されていて、学校施設は閉校後も活用されていることがわかります。
ただ、倒木がバックネットを壊していました。
役割を終えた校舎
一方、校舎の方はあまり使われた様子はありません。
注目したのは、RC構造校舎の後ろに残る、木造校舎です。
旧校舎なのでしょうが、解体されずに活用されていた様子がうかがえます。
とはいえ、2014年 (平成26年) の閉校後は、使われている様子はなく、一部で傷みが目立ちます。
田之浦地区
田之浦地区は藩政時代の志布志郷にあり、1889年(明治22年)の町村制施行時には、そのまま志布志村となっています。
志布志といえば港町で、田之浦という地名も海のイメージがありますが、田之浦は北部の山間地帯にあった村です。
村域が広かったためか、1891年(明治24年)には、東志布志村と西志布志村に分割されています。
のちに、東志布志村は志布志町に、西志布志村は有明町になっています。
現在の、志布志市の発足は2006年 (平成18年) となります。
沿革
1947年 (昭和22年) | 志布志町立第二中学校として創立 |
1949年 (昭和24年) | 志布志町立田之浦中学校へ改称 |
2006年 (平成18年) | 志布志市立田之浦中学校へ改称 |
2014年 (平成26年) | 志布志市立志布志中学校へ統合し閉校 |
関連記事
【関連記事】八野小学校 ハイジの学校として活用保存される閉校時の姿
【関連記事】間世田病院 個人病院のライフサイクルと地方産科医療の縮図