天神山(てんじんやま)公園というのは、宮崎市の大淀川沿いにある公園です。
2006年 (平成18年)まで、天神山ホテルとよばれる廃ホテルが存在し、心霊スポットとウワサされていました。
天神山ホテル
天神山ホテルは解体され、現在は公園の一部になっています。
もとはホテル白玉館でしたが、宮崎天神山ホテルとなり、閉業後は天下一家の会が宮崎研修所として使っていました。
宮崎天神山ホテル1
— むっちー (@haikyopurelove) May 6, 2020
高台にあるホテルでもともとはホテル白亜館と呼ばれていました。
展望浴場は最上階にり展望がよいのに反して浴槽が小さすぎでした。
廃業後は天下一家の会施設として利用されていたようです。
解体済み
訪問時期2002年12月、2003年8月 pic.twitter.com/2mlXZaLT3J
天下一家の会とは?
内村健一主宰によるネズミ講。
1970年代に、勧誘のトラブルや、 配当が得られないことから、社会問題となった。
1980年に破産。
天下一家の会解散後、天神山ホテルは廃墟化し、肝試しスポットとなっていました。
西側の展望台も、天神山ホテル跡の一部です。
1974年(昭和49年)の航空写真には、すでにその姿があります。
2005年(平成17年)にはまだ姿が残りますが、2010年(平成22年)には姿が見えなくなっています。
宮崎天満宮
公園の東側には、宮崎天満宮が鎮座します。
ご祭神の菅原道真公の別名は「天神さま」であり、公園名の由来となっています。
公園の東側には、中学校があったり池があったりして拓けています。
天神山ホテルがあったのは公園の西側で、ホテルの方へ向かうほど木が繫りうっそうとしています。
田中國廣之像
田中信濃守國廣 (1531~1614) は、日向国伊東氏に仕えた名刀工です。
伊東氏没落後は、諸国を放浪し刀工を続け、 京都に定住しています。
偉大な人物なのですが、 肝試し中に現れる真っ赤な像は、訪れる人に恐怖を与えていました。
刀工なのに腕を切り落とされたような造形なのも、恐れられた原因です。
天神山戦災者慰霊碑
戦災者慰霊碑は、宮崎市の一般市民戦災者百余名の慰霊のため、遺族が建てた慰霊碑です。
昔は、 天神山ホテルが近いため、近寄りがたかったといいます。
現在も車で行くには道が細く、近寄りがたいですが、肝試しにはピッタリはまります。
愛宕神社
天神山ふれあいの竹林園から、粢橋(しとぎばし)で、国道269号線を横切ります。
愛宕神社は、その先の階段を登った先にある神社です。
このあたりは夜になると、宮崎市内の夜景が美しいスポットです。
ただし、道中は肝試しスポットとして最適な雰囲気です。
場所 宮崎県宮崎市谷川3丁目6
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