天神山公園 西側の展望台

天神山公園 廃ホテルで肝試しスポットとなった宮崎市を展望する公園

天神山(てんじんやま)公園というのは、宮崎市の大淀川沿いにある公園です。

天神山公園 木製看板

2006年 (平成18年)まで、天神山ホテルとよばれる廃ホテルが存在し、心霊スポットとウワサされていました。

天神山ホテル

天神山ホテル跡
天神山ホテル跡

天神山ホテルは解体され、現在は公園の一部になっています。

ありし日の宮崎天神山ホテル

もとはホテル白玉館でしたが、宮崎天神山ホテルとなり、閉業後は天下一家の会が宮崎研修所として使っていました。

天下一家の会とは?

内村健一主宰によるネズミ講。

1970年代に、勧誘のトラブルや、 配当が得られないことから、社会問題となった。

1980年に破産。

解体前の天神山ホテル 玄関
解体前の天神山ホテル 玄関

天下一家の会解散後、天神山ホテルは廃墟化し、肝試しスポットとなっていました。

天神山公園 西側の展望台

西側の展望台も、天神山ホテル跡の一部です。

天神山ホテル 1974年(昭和49年)の航空写真
天神山ホテル 1974年(昭和49年)の航空写真

1974年(昭和49年)の航空写真には、すでにその姿があります。

天神山ホテル 2005年(平成17年)の航空写真
天神山ホテル 2005年(平成17年)の航空写真

2005年(平成17年)にはまだ姿が残りますが、2010年(平成22年)には姿が見えなくなっています。

天神山ホテル 2010年(平成22年)の航空写真
天神山ホテル 2010年(平成22年)の航空写真

宮崎天満宮

宮崎天満宮 鳥居

公園の東側には、宮崎天満宮が鎮座します。

宮崎天満宮 絵馬

ご祭神の菅原道真公の別名は「天神さま」であり、公園名の由来となっています。

天神山公園の池

公園の東側には、中学校があったり池があったりして拓けています。

天神山公園の木製展望台

天神山ホテルがあったのは公園の西側で、ホテルの方へ向かうほど木が繫りうっそうとしています。

宮崎天満宮 社殿

田中國廣之像

田中國廣之像

田中信濃守國廣 (1531~1614) は、日向国伊東氏に仕えた名刀工です。

田中國廣之像

伊東氏没落後は、諸国を放浪し刀工を続け、 京都に定住しています。

天神山公園 田中信濃守國廣之像

偉大な人物なのですが、 肝試し中に現れる真っ赤な像は、訪れる人に恐怖を与えていました。

天神山公園 田中信濃守國廣之像

刀工なのに腕を切り落とされたような造形なのも、恐れられた原因です。

田中信濃守國廣之像

天神山戦災者慰霊碑

天神山戦災者慰霊碑

戦災者慰霊碑は、宮崎市の一般市民戦災者百余名の慰霊のため、遺族が建てた慰霊碑です。

天神山戦災者慰霊碑

昔は、 天神山ホテルが近いため、近寄りがたかったといいます。

天神山公園 戦災者慰霊碑

現在も車で行くには道が細く、近寄りがたいですが、肝試しにはピッタリはまります。

天神山公園 戦災者慰霊碑

愛宕神社

天神山公園 粢橋(しとぎばし)

天神山ふれあいの竹林園から、粢橋(しとぎばし)で、国道269号線を横切ります。

宮崎市 愛宕神社

愛宕神社は、その先の階段を登った先にある神社です。

天神山公園からながめる大淀川

このあたりは夜になると、宮崎市内の夜景が美しいスポットです。

愛宕山の首なし仏像

ただし、道中は肝試しスポットとして最適な雰囲気です。

天神山公園からみた天満橋

場所 宮崎県宮崎市谷川3丁目6

天神山公園からながめる宮崎市街

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