戸ヶ峯海岸は、 鹿児島県指宿市にある、開聞岳のピューポイントです。
またの名を村石海岸といい、 海蝕洞があることでも知られています。
海蝕洞(かいしょくどう)
海蝕洞というのは、海岸の岸壁が波による浸食を受けてできた洞窟のことです。
長い年月をかけて自然にできるのですが、 また長い年月をかけ崩れ去ります。
枕崎市の火之神岬町の海蝕双橋が、県指定天然記念物指定後間もなく崩落し、指定を解除されたのは記憶に新しいところです。
戸ヶ峯海岸の海食洞付近でも崖崩れが発生していて、 指宿市では崖に近づかないよう注意喚起しています。
海岸へ降りるには
戸ヶ峯海岸に行くと、高い防波堤が続いていて、海岸に降りる方法がわかりません。
しかし、砂浜では数人の人たちが歩いています。
釣竿を持った若いご夫婦に、どうやって降りたのか尋ねると、 「テトラポットを伝って降りる」との返答。
なんか危なそうなので、あきらめようとすると、降り方をご指南くださるというありがたいお返事が。
ご夫婦のいう通り、コースさえ間違えなければ、なんとか上り下りできます。
ただし、両手が使える態勢が安心なので、荷物は最小限にするか、 背負うのがおススメです。
崖には決して近づかないこと
砂浜は急傾斜なので、 海水浴には向いていません。
崖の近くへ行くと規制線などは張られていませんが、 指宿市が公式に 「近寄るな」とツイートするほど危険な場所です。
崖には近寄らないようにしましょう。 まして海蝕洞の中に入るなど決して、なさらにように。
とはいえ、防波堤の上からみる開聞岳の姿と、砂浜からの姿は少し違って見えます。
海岸に降りるため、テトラポットを伝うのはセーフでしょう。
女性も含め、若い人たちはいとも簡単に海岸へ降りていました。
ただし、戸ヶ峯海岸では、高齢の方は見かけませんでした。
山川岡児ヶ水
戸ヶ峯海岸のある地区は、山川岡児ヶ水、「やまがわおかちょがみず」と読みます。
鹿児島県には難読地名が多いので、できるだけ読み方を調べるようにしています。
しかし、山川 (やまがわ)は漢字から想像できますが、岡児ヶ水 (おかちょがみず) はちょっと連想できません。
2~3日たつともう忘れています。 同じ症状の方はこちらの記事↓をどうぞ。
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