八坂神社は、京都市祇園町の八坂神社を総本社として全国にある神社です。
この記事は、南さつま市坊津町坊地区の八坂神社について書いています。
祇園さん
八坂神社は、もともとは祇園神社といっていました。
もちろん、京都祇園町の総本山・八坂神社の流れをくむ神社です。
各地の八坂神社の例祭は祇園祭りといいます。
しかし、坊地区の八坂神社の例祭は独特で、「坊ほぜんどん」といいます。
坊ほぜどん
「坊ほぜどん」というのは、八坂神社の例大祭のことです。
「ほぜ」というのは、秋祭りのことです。
坊地区の秋祭りであることから「坊ほぜどん」といいます。
室町時代から続いているという、伝統行事になります。
もともとは、京都にゆかりのある人が故郷をしのぶためにはじまったといわれています。
例年 10月15日が坊ほぜどんですが、最近は 10月の第3日曜日に開催されています。
坊ほぜどん・十二冠女 – 鹿児島祭りの森 http://t.co/gQlk5Yi7Pi 今年も青空のもと、華やかな十二カンメでした。 pic.twitter.com/tUJMziVndE
— 薩摩半島民俗文化博物館 / Ken (@goisitya) October 18, 2015
冠をかぶった晴れ着姿の女子を、十二冠女(じゅうにかんめ)といいます。
坊ほぜどんでは、十二冠女が坊地区を歩いてまわります。
この行列に子ども抱いた母親が加わると、子供の身体が丈夫になると伝わっています。
鶴ケ崎の海岸
社殿の裏が、鶴ケ崎の散策路になっています。
社殿向かって右側は、坊の町です。
坊泊小学校(一乗院跡)が見えます。
下に降りると岩場です。
社殿向かって左手に回ると、坊之浜港です。
海岸に降りる階段があります。
海岸からは、坊ノ浦の美しい景色を楽しむことができます。
堤防の先には、輝津館(きしんかん)が見えました。
ご祭神
- 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
- 稲田姫命(いなだひめのみこと)
- 八王子命(はちおうじのみこと)
関連記事
【関連記事】南さつま海道八景 南九州屈指の絶景ルート国道226号線
【関連記事】坊泊小学校 坊津港貿易を背景にした有力寺院一乗院跡にあった校舎
【関連記事】亀ヶ丘展望所 南さつまを一望する感動の絶景スポット
【関連記事】大隅国・薩摩国神名帳令和版 鹿児島県の神社一覧表