鶴田ダムは、鹿児島県薩摩郡さつま町にある、国の直轄するダムです。
観光要素
九州電力のダムは、立入禁止の区域が多くダムの本体すら、見れないこともあります。
県の管理するダムは、公園や展望所が設置されていることがあります。
しかし、無人化しているとこが多く、歓迎感まではありません。
ところが、鶴田ダムに近づくと歓迎ムード満載です。
さつま町のゆるキャラ「さつまるちゃん」が歓迎してくれます。
釣りについてもオープンです。
そして、ダムの観覧ポイントがいくつもあります。
私が行った日は平日でしたが、次から次へと見学者が来ていました。
撮影スポットには、ダムカードのフレームまで用意されています。
いつもは、防犯カメラで撮影されながら、こそこそと写真を撮っています。
しかし、鶴田ダムでは、他の見学者と一緒に、堂々とダム見学ができました。
川内川大鶴ゆうゆう館
ダムサイドには、観光施設があります。
川内川大鶴ゆうゆう館という名称です。
ダムの機能や、発電のしくみを展示してあるそうです。
レストランが併設されています。
ちょうどお昼ごろだったので、「ダムカレー」を食べようと寄ってみました。
なんと、火曜日が定休日ということで、展示室も閉まっていました。
他のお客さんもがっかりして帰られていたので、普段は営業しているのだと思います。
大鶴湖
ダム湖は、大鶴湖というのだそうです。
暖かくなってきたからでしょうか、水草が大量に発生していました。
この日も、水草を取り除く作業をしていました。
大鶴湖は、ヘラブナつりの名所です。
ヘラブナの供養塔がありました。
ブラックバスやブルーギルもいるようです。
外来種が釣れたら、リリースしないように注意書きがありました。
ギャラリー
堤高117.5mは、重力式コンクリートダムとしては、九州一だそうです。
足場が組んであるのは、改修工事のためです。
川内川第一発電所です。
120,000kwの出力を誇ります。
堤頂部は直線ではありません。
右側のコンジットゲート3門は、後から増設されたものです。
左岸側からみた堤頂部です。
右岸が遠く見えます。
大鶴湖です。
諸元
名称 | 鶴田ダム |
場所 | 鹿児島県薩摩郡さつま町神子 |
水系 | 川内川 |
河川 | 川内川 |
型式 | 重力式コンクリート |
事業者 | 国土交通省九州地方整備局 |
施行者 | 西松建設/鹿島建設 |
ダム湖 | 大鶴湖 |
目的 | 洪水調節/発電 |
最高出力 (発電) | 120,000kw |
堤高 | 117.5m |
堤頂長 | 450.0m |
堤体積 | 1,119千㎥ |
流域面積 | 805.0㎢ |
湛水面積 | 361ha |
総貯水容量 | 123,000千㎥ |
有効貯水容量 | 98,000千㎥ |
着手/竣工 | 当初 1959/1965 改修 2007/2017 |