ザビエル公園というのは、鹿児島市東千石町にある公園です。

イエズス会の宣教師、ザビエルの来航400年を記念して造られています。
フランシスコ・ザビエル

フランシスコ・ザビエルは、カトリック教の宣教師でイエズス会の創設メンバーです。

1549年日本に、はじめてキリスト教を伝えたことで知られています。

ザビエルは日本に上陸した1年間を鹿児島で過ごしています。

ザビエル公園の歴史

江戸時代、東千石町は千石以上を与えられた武士が住む、上層武家屋敷の町でした。

1908年(明治41年)、現在ザビエル公園のある場所に、ザビエルの功績を記念してカトリック教会が建てられています。

1945年(昭和20年)、一帯は米軍の空襲に遭っています。

被害は以下の通りです。

死者 | 587名 |
負傷者 | 424名 |
被災戸数 | 2593戸 |

この時、記念教会は焼失していまいました。

1949年(昭和24年)、ザビエル来航から400年を記念して、教会跡にはザビエル公園が造られました。

現在、カラドラル・ザビエル記念教会はザビエル公園の道向かいに建てられています。

ザビエル公園の様子

公園内には、旧聖堂の一部が残されています。

旧聖堂の中央にある、ザビエルの胸像です。

公園の入口に立つ、ヤジロウとザビエル、そしてベルナルドの像です。

ヤジロウとベルナルドは、鹿児島出身の日本人でザビエルとともに布教活動をしています。

心霊スポット

ザビエル公園は昼間こそ穏やかなのですが、夜になると心霊現象が起こるといわれています。

霊の目撃情報が多いのですが、共通点があります。

- 血だらけの女性
- すすり泣く女性
- 胸に大きな穴の開いた女性

どういうわけか、多いのは女性の霊なのです。

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