照国神社 鹿児島県の総守護神・氏神さま

鹿児島県を代表する神社と言えば、霧島神宮が有名です。

その霧島神社と匹敵する、鹿児島県のパワースポットといえば、照国神社です。

歴史

540年創建の霧島神宮に対し、照国神社の歴史は1862年に始まっています。

江戸時代後期から、藩祖を祀る神社がの創建が多くなりましたが、照国神社はそのひとつです。

1862年島津久光と島津忠義が、鹿児島城内の南泉院内に祭神を祀る社地を選定
1863年「照国大明神」の神号授与を受け、祠を造営
1864年南泉院跡に社殿が建てられ、照国神社となる
1873年県社となる
1877年西南戦争により社殿焼失
1882年再興
1929年御大典を記念し大鳥居を造設
1945年戦災で焼失
1958年復興造営

ご祭神

ご祭神は、照国大明神となります。

島津家第28代当主にして、薩摩藩第11代藩主の島津斉彬(しまづなりあきら)公のことです。

島津斉彬は幕末の名君と言われています。

富国強兵の理念のもとに、日本初の洋式帆船や西洋式軍艦、さらには蒸気船を建造します。

殖産産業の理念のもとに、西洋式工場群「集成館」を設置し、 反射炉・溶鉱炉の建設、地雷・水雷・ガラス・ガス灯の製造、さらに 木綿紡績事業を興ししました。

幕末に活躍する西郷隆盛を育てたのも、斉彬公の功績とされています。

国旗として、日章旗(日の丸)を発案したのも、斉彬公といわれています。

まとめ

照国神社は、歴史は浅いのですが、市街地から近く参拝もしやすいので、参拝者数は県内でも最も多いようです。

初詣の人出は、霧島神宮のほうが多いようです。

車社会の九州では、駐車場が足らず、混雑する照国神社は、お正月には参拝しにくいのかもしれません。

創建の経緯から、地域守護、国家鎮護を目的とした神社だと思います。

ご祭神の功績から、事業の発展や商売繁盛、そして学業向上や人材育成の成功のご利益があるとされます。

お札や、お守りは他にも各種揃っていました。

こちらは、照国神社創建者、島津久光公の銅像です。

西郷どんの銅像です。

場所  鹿児島県鹿児島市照国町19-35

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