蛭児神社

蛭児神社 景勝地なげきの森に根付く大隅国二の宮

蛭児(ひるこ)神社は、鹿児島県霧島市隼人町にある神社です。

蛭児神社

大隅国の二の宮で、地元の方の愛称は「にのみやさん」です。

ご祭神

ご祭神は、姫児尊(ひるこのみこと)です。

蛭児神社

蛭児命は、国造りをされた、伊邪那岐尊(いなざきのみこと)と伊邪那美尊(いざなみのみこと)の第一子です。

蛭児神社

船で流された姫児尊は、漂着した地で根付き、やがて森となりました。

奈毛木の森

この森を奈毛木の森(なげきのもり)とよんでいます。

奈毛木の森の絵

大昔から大隅国で最も景色の良い場所といわれています。

ご利益

姫児(ひるこ)は、恵美須(えびす)とも読まれており、蛭児尊をまつる神社では、えびす神社を名乗るところも多くあります。

蛭児神社

福徳・漁業・航海・商売の神さまです。

歴史

創建は古く神代といわれています。

蛭児神社のクスノキ

近くの遺構からは、奈良時代の銅鏡が複数枚みつかっています。

蛭児神社のクスノキ

現在の社地は 1750年に遷座したものといわれています。

蛭児神社のクスノキ

ご神木のクスもこのころ植継いだものと考えられます。

金筋竹

境内の金筋竹は、節が金色になるめずらしい竹です。

日当山温泉郷入り口

ご祭神の姪児尊が、つりざおとして使っていた竹が活着したものといわれています。

日当山温泉入り口の木之房交差点

また近くの日当山(ひなたやま)温泉は、ご祭神が療養したという言伝えが残っています。

神代のクスノキ

奈毛木の森の入り口には、神代(かみよ)のクスノキがまつられています。

ご祭神が漂着し、奈毛木の森の元となったクスノキです。

神代の楠

長い年月のうちに枯れて根株のみが残っています。

社殿

社叢(しゃそう・鎮守の森のこと)は大きいですが、社殿はシンプルです。

蛭児神社
蛭児神社
蛭児神社
蛭児神社
蛭児神社

場所 鹿児島県霧島市隼人町内 2563

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