大宮神社は、熊本県山鹿市にある神社です。
全国的に知られる山鹿燈籠まつりは、大宮神社の例祭となります。
楼門
大宮神社の楼門は、1755年の台風で倒壊しています。
1756年、肥後国第6代藩主・細川重賢公により再建されたものです。
社殿
本殿・拝殿とも楼門同様、1756年に細川重賢公により再建されています。
1943年 (昭和18年) 県社昇格にともない、拝殿は新築されています。
旧拝殿は、移築し神楽殿となっています。
由緒
現社地は、第12代景行天皇が、 筑紫 (九州) 巡行のさい仮御所としたと伝わります。
のちに、仮御所跡に景行天皇をまつったのが、大宮神社のはじまりといわれます。
1072年、肥後菊池氏の祖・菊池則隆 (きくちのりたか)が、 阿蘇十二神を勧請して併祀しています。
山鹿の総鎮守として、代々の領主・領民から崇敬を集めています。
ご祭神
- 主祭神 景行天皇(けいこうてんのう)
- 相殿神 阿蘇十二神
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八坂神社
境内社の八坂神社は、江戸時代に京都の八坂神社を勧請したものです。
ミニ鳥居は 「ぎおんさん鳥居くぐり」 といって、無病息災を祈願します。
犬子(いんご)ひょうたんは、無病息災のお守りです。
石像をなでて健康祈願をします。
末社
境内には多くの末社があり、たくさんの神さまがまつられています。
それぞれにご利益があります。
山鹿燈籠まつり
大宮神社の8月16日の例祭が、山鹿燈籠まつりです。
大宮神社 山鹿燈籠まつり
8月15日から17日にかけて行われる、全国的にも有名な山鹿のお祭りです。
景行天皇がご到着のさい、濃霧の中、松明(たいまつ) を持ってお迎えしたのが起源といわれます。
文禄年間(1592~1596) に、松明を紙製の灯籠に代えて奉納されることになっています。
燈籠殿
燈籠殿には、祭りで奉納された山鹿燈籠を1年間保存展示してあります。
いつでも山鹿燈籠を見ることができます。
大宮神社 燈籠殿
場所 熊本県山鹿市山鹿 196
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