旧矢立隧道というのは、宮崎県三股町と日南市北郷町の境界にあるトンネルです。
宮崎県では古くからトップクラスの有名な心霊スポットです。
矢立隧道のうわさ
旧矢立道は、1961年(昭和36年)の竣工した全長373.3m、幅5mのトンネルです。
掘削工事の発破事故で、多くの工事関係者がなくなっているといわれています。
そのためか、隧道内では人魂や霊の目撃情報が相次いでいます。
旧道のカーブミラーには、いないはずの女性が映るといったうわさもあります。
トンネルの写真を撮ると、白いもやの中に大量の顔が浮かび上がるという話もあります。
コンクリートで封印
旧矢立隧道の入口は、コンクリートの壁で厚く閉ざされています。
心霊現象が多発するから封印されたとの情報はありません。
封印したのは、内部の崩落がはじまっていて危険なためとされています。
表向きには崩落の危険としながら、本当は心霊現象を封印したのかもしれません。
いずれにしても、現在は通行することはできなくなっています。
新矢立トンネル
矢立トンネルがあるのは、主要地方道宮崎県道33号都城北郷線になります。
県道33号線は、1990年(平成2年)から改良工事が行われています。
その最たる施設が、1998年(平成10年)に開通した、新矢立トンネルです。
全長3,930mに及ぶ新矢立トンネルにより、所要時間は従来比15分短縮されています。
旧道は山間を縫うように走る、離合も困難な1車線道路でした。
改良後は歩道付きの2車線道路になり、安全に通行できるようになっています。
心霊スポットとなっているのは、旧道のトンネルです。
鰐塚山登山口
旧矢立隧道の三股町側の入口は、鰐塚山(わにつかやま・1,118m)の登山口になっています。
ここから山頂までは、片道4時間と長い道のりです。
新矢立トンネルの三股町側の入口から旧道へ入り、約1.5kmで旧矢立隧道に着きます。
旧道は車道としては荒れているものの、登山者が通るので草木や土砂は除去されています。
北郷町側の入口は、崖が崩落していて行くことができないという情報を見ました。
三股町側の入口は、鰐塚山の登山口であることが幸いし、たどり着くことができます。
ちなみに、鰐塚山には放送局の鉄塔が立ち、メンテナンスのための車道があります。
車で登る場合は、北側の宮崎市田野町側から登りますが、道路はかなり狭いです。
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