阿蘇大御神御足跡石というのは、熊本県南阿蘇村にある大岩です。
名前の通り、阿蘇大御神の御足跡がついています。
見失われていた遺跡
阿蘇大御神御足跡石は、江戸時代に編纂された肥後国詩に記録のある、古くから伝わる巨石です。
江戸時代以前より伝わる巨石なのですが、近代になりその姿は見失われていました。
1999年 (平成11年) に記録に基づく発掘調査で、伝説通りの巨石が見つかっています。
阿蘇神社のご祭神である健磐龍命(たけいわたつのみこと) が、南阿蘇の平定と開発を願ってお立ちになり祈られた巨石と伝わります。
その場所は、国道325号線沿いで、わかりやすい場所にあります。
いくつもの案内標柱があり、白川水源から行くこともできますが、国道のほうがた易くたり着きます。
伝説の巨石
なんとその巨石には、健磐龍命の左右の御足跡と、鍬の跡が残っています。
さらに下部には女神さまとされる、くぼみがあります。
さらに、鍬の跡の近くにはまれに日の丸模様が現れるのだとか・・・
南阿蘇では、白川水源をはじめとした豊かな湧水が、田畑を潤します。
豊富な水は農業のみならず、この地域の発展に活かされてきました。
まさに、霊感あらたかな巨石です。
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